26.2.10

微妙な連鎖反応

 妙に、クラシックというか、いかにもなファンタジーが読みたくなって、「水晶玉と伝説の剣」を久しぶりに借りてきました。名前からして典型的な感じの本なんですが、意外と(と言ったら失礼でしょうが…)面白いんです。

 意外と面白いと言えば、「さよなら、「いい子」の魔法」っていう本もすごく面白いんですよ!!!表紙も何だか地味で冴えないんですが、面白いんです(強調)。ストーリーは、シンデレラなどのお伽噺のパロディ。
あらすじとしては…

 生まれた時に、妖精からの「贈り物」として「従順さ」の魔法をかけられてしまったエラは、いかなる命令にも逆らうことができない。そのために父が再婚すると、エラは意地悪な継母たちにいじめられ続けてしまう。そんなときにエラは王子シャーと出会い、次第に惹かれていく。エラは継姉たちの邪魔を退けて、恋を成就させることができるのか?

という感じでしょうか。
 妖精の贈り物、王子、意地悪な継母など、お伽噺のツボを次々と押さえてくれるのに、古臭い感じは全くしない作品。未読の方はぜひどうぞ!
…と書きましたが…なんか、絶版のようです(涙)。人気が出なかったらきっとそれはあの抽象的すぎる表紙と妙なタイトルのせ(ごほごほ)。
 ぜひ図書館で読んで、復刊ドットコムで投票してくださいましm(_ _)m

 ちなみに、原題はElla Enchanted(=魔法にかけられたエラ)。表紙も可愛い女の子で、日本語版と比べて華や(ごほ)。映画にだってなってるくらい、人気が出てるんですよー!
 作者のゲイル・カーソン・レヴィーンさんは、他にもお伽噺のパロディ系の作品を数多く執筆されています。私が読んだのは、The Two Princesses of Bamarreくらいですが、これもまたツボを上手く押さえてくる楽しい本でした。
 この作家さんの本の対象年齢は、9-12歳くらい。文章もシンプルでそんなにページ数もなく、読みやすいです。最近は洋書が激安なので、原書を買ってしまうというのも手かも。児童書のペーパーバックなら、文庫本レベルのお値段です。



 突然ですが、ジ/ブ/リ作品の音楽の和楽器ver.があるってご存知ですか?私もフルには聴いたことがないんですが…試聴で部分的に聴きました。レンタルしたいんですが某植物屋さんでは置いてないんです(涙。
 も/のの/け姫とか、ラピュタとかも面白いんですが、(癪なことに)テ/ルー/の唄がすごく綺麗です。全部尺八ベース(多分…。詳しくないので、多分です)で、トト/ロの曲には和太鼓(多分)なんかも入っています。機会があったらぜひ聴いてみて下さい。

 ところで明日の、例の絵茶に混ぜて頂いて良いでしょうか?絵は描けないですが、ご迷惑でなければ…←私信

2 件のコメント:

きゃろる さんのコメント...

こんにちは。
「水晶玉と伝説の剣」と「さよなら「いい子」の魔法」を読みました。どちらも面白かったです。

「水晶玉」には「ヒーラー・キープ」なる続編があるのですね。
「いい子」は“Ella Enchanted”の翻訳なのですね。“The Two Princesses... ”がちょっと苦手だったので、食わず嫌いしていましたが、教えていただいてよかったです。

また、児童書やYAで気になるものがありましたら、ご紹介くださいね。

WaYa さんのコメント...

こんにちは!
 わあ読んで下さったんですか!ありがとうございます。

「ヒーラーズ・キープ」もかなり前に読んだことがありますよー^^
「水晶玉」の世界をさらに発展させて、一作目に出てきた他の国々にも目を向けた作品だったと思います。
「ヒーラーズ・キープ」は私にとってはそれなりに面白い作品でしたが、「水晶玉」ほどはツボにハマりませんでした。でも、一気に読んでしまうような、スピード感のある作品だったのは覚えています。
同じ著者の「オラクルの光」シリーズというのも、どうやら同じ世界を舞台としているようです。私はまだ読んでいないのではっきりとは確認できていないのですが、他の方の感想を読んでいてそういう記述を見かけました。

 Two Princesses...は、私は結構好きでした^^ お伽噺アイテムを上手く使ってるなぁと思いまして。ゲイル・カーソン・レヴィンさんの作品の中には、Fairestなど他にもお伽噺ベースのものが色々あるようですね。機会があったら読んでみようと思っています。

 また何か面白いと思った本があったら、ブログに載せますね^^