8.2.11

WOMBS 2

白井 弓子
小学館
発売日:2011-01-28


勉強が一段落したので、読みました。ネタばれます。

1巻よりは、世界観が明らかになってきたものの、まだまだ分からないことだらけ。





今までは、ハスト国が宇宙からやってきた不法侵入者と闘っているような印象を受けていましたが、今回、実はハスト国は碧王星のごくごく一部である島に位置する国であり、残りはどうやら「セカンド」たち側の国々であることが分かってきました。もともとハスト国を筆頭とする「同盟国」が存在し、そこへ「セカンド」と呼ばれる入植者がやってきて国をつくり、同盟国の国々を配下に組み込んでいった、ということなのでしょうか。

しかし、空から降ってくるビラの内容と言い、ハスト大使にへの主張の内容と言い、まあまあ理論的にはまっとう、というか多数派の意見、という感じがしますね。ハスト=過激派な国、のよう。ただし例の、全く関係ない町を火炎で取り囲み→学校へ追い込み→爆撃=逃げ込んだ人全滅、というやり方もものすごくエグい気が。でも、事前予告は一応あった、らしい。

世界観がちょっと分かってきて、でもまだ分からないのが「転送器官」とニーバスの正体。「クリムゾン」とかいう大きな女性のような姿をしたものが「ニーバス」と呼ばれていたけれど…?あの「ボス」は…?そして80週経てば、転送器官は「産まれる」ことになり、それを防ぐために40週で取り出すのか?生まれた「転送器官」は果たして「器官」なのか?

「赤毛」って、最初はエレナ・モーガンの「ナビ」だと思っていたんですが、違うみたいですね。もしや、アルメア軍曹のナビだったりするんでしょうか。そして、アルメア軍曹のPTSDって一体何によって引き起こされたんでしょうか。

以上、感想というよりは分かったこと、考えたことの羅列でした。



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