29.1.10

さいごのさむらいは外国人…なのか?+私信

最近、ノートの音読をしすぎて喉が痛いです。何故音読するか?そうするとなぜか覚えるからです。喉が枯れてくるのと、場所を選ぶのとが弱点。

それはそうと、初めて「ラスト・サムライ」を観ました。
以下、多分ネタばれはほとんどないと思います。

…感想ぶっちゃけていいですか?いいですね!?
それでは一言!

ファンタジィー!!!と思ってみるべき作品ですね!


高校で日本史専攻だったから特に細部が気になるのかもしれませんが、色々と歴史的に変なところが多くて(シナリオも弱いですがこの際突っ込みません)。

重箱の隅をつつくまでもなく、それはもうごっそりと出てきますが、ファンタジーだと思えば気になりません。和風と言うかアジアンテイストなアクション映画だと自分に言い聞かせながら観れば、多分それなりに面白い。絵が綺麗ですし。

気になったのは、「Bushido」とか「Samurai」(敢えてローマ字)とかを全面的にプッシュしている割には、終始アメリカ人の魂の救済の話だったような気がすること。

主人公はインディアン戦争の際に米軍側で参加してトラウマを負ったアメリカ人。物語では滅びゆく「Samurai」が同じようにして滅んでしまった「Indian」(Native American)と重ねられていて、そのアメリカ人が今度は「Samurai」側に参加して戦うことで自らの魂の安らぎを見つける。
多分、そういう話なんじゃないかと感じました。

で、そういうメッセージ性とは別に、監督か誰かの「俺はNinjaが撮りたいんやあ!!」「Zenはクール!」「トム・クルーズに鎧を着せてみてぇ!」とかの叫びが聞こえてくるような気がしました(笑。

 個人的には、空気読めないイギリス人研究者(?)に笑いました(笑。

以上、テスト一日前の逃避でした。

追記:私信

見て下さってるか分からないですが…水軍博物館の件で。
実は数日前に個人的にビッグなハプニングがありまして、春休みはそれへの対応に追われて終わりそうなんです(涙。詳しいことは金曜くらいにメールで…。
あ、ハプニングと言ってもマイナス要素は含みません、ご安心を。ただ、それのせいで色々とやることが増えてしまいました。

21.1.10

1984読了感想

どうも、ここ最近かつてないほど頭を高速回転させているWaYaです。受験のときでさえ、これほど使わなかった気がします。しかしいくら高速回転したって自分の知力は高が知れていると、実感する毎日です。

ジョージ・オーウェル著、1984の私なりの粗筋です。半分はPRだけど残り半分は自分用(笑。自分の思考をまとめたかったんです。そのうちまともな感想も書きたいです。

どこに挿入しようか迷ったんですが…受験生の方、とりあえずお疲れ様です!あと2ヶ月ほどが勝負、頑張ってください!



あの世界を一言で表すなら、bizarre という言葉がぴったりだと思う。
bizarreだけれど、でも、不気味なほどリアルな世界。

自由のない、プライバシーさえも否定された階層社会。中産以降は誰もが 飢えていて、富を享受するのはほんの一握り。つねにどこかと戦争をして いる。そんな世界だけれど、(何故か)皆、反抗したりはしない。そ れは、Newspeakという言語によって思考さえもコントロールされているから。そして、ビッグ・ブラザーへの忠誠心と愛を植えつけられているから。

そんな中密かに反旗を翻そうとする男がいる。

男は、最新の注意を払えば、心のなかは誰にも分からないことを知ってい た。監視の目を欺く方法も、よく知っていた。そこで男は、小さな反抗を始めていく。いつか、この社会が倒れることを願いながら――

ここからネタバレです!!





反抗を始めた男はじきに、自らの人生を変えることとなる2人の人 間と出会う。
一人は女性で、彼の恋人、ジュリア。恋愛が否定された世界で、2人は奇跡的に出会った。
もう一人は男性。オブライエンは男が反抗を試みていることに気付き、反乱組織への参加を呼びかける。

男は反抗組織に恋人とともに参加し、組織のために命を捧げることを誓 う。
恋人との逢瀬も着実に重ねていく。それは彼の愛情の印であると同時に、社会への反旗の象徴でもある。

そしてある日。

恋人とくつろいでいた彼に、政府の手が伸びる。実はオブライエンは、政府 の手先だったのだ。彼と恋人は捕らえられ、拷問にかけられる。ありとあらゆる拷問を受け、彼が告白しなかったことは何一つない。恋人も言葉の上では何度も裏切った。しかし、彼の心だけは挫けなかった。

そう、心だけは政府が支配できない、聖域なのだ。

そう彼が考えた矢先、彼は最後の拷問にかけられる。彼が生理的にもっとも苦手とするもの、それを目の前に突き付けられたとき、彼はとうとう、心の中でも恋人を裏切る。

「俺じゃなくて、彼女をこの拷問にかけてくれ!!」

拷問・再教育のプロセスを経て、自らの今まで行ってきたことを悪と信じ社会に「復帰」する男。恋人とも再会するが、ジュリアもまた彼を裏切り、別人のようになっていた。しかし未だ男は、何故かビッグ・ブラザーを愛することができないのだった。

そして数年後。男は突然気付くのだ。彼は、ビッグ・ブラザーを愛している、と。

男は涙を流す。それがビッグ・ブラザーに対する感謝の涙なのか、はたまた自らの心の喪失を嘆く一滴なのかは、誰にもわからない。

15.1.10

Fair is foul and foul is fair

マクベスより、「きれいはきたない、きたないはきれい」。といいつつ、実はマクベスは読んだことがありません。「ドリアン・グレイの肖像」は、ひょっとしてこの台詞を踏まえてたりするのかなあ、と勝手に考えています。小説自体の文体も、シェイクスピア風みたいだし。

今、「シャーロック・ホームズの冒険」シリーズを読んでいます。文体は古いですが、英語も比較的簡単で読みやすいです。特にワトソン医師のパシられ具合がツボにはまっています。「早く、ドアを閉めろ!」「君には、法に触れる行為を行ってもらうことになる」(※記憶に頼った意訳ですので、そっくり同じ台詞は小説には多分ありません)など、ホームズ氏の要求は結構理不尽。しかもホームズ氏、ワトソン氏をかなり馬鹿に…。「君は間違ったところを全て目にとめている(だから、私みたいに謎が解けないのだよ、フフ!)」とか。
 昨日父と、「ワトソンとホームズの関係性は、実はイギリスの階級社会を反映しているのではないか」という話をしました。父曰く、ホームズは親族に役人がいるのに対してワトソンはただの医者だから、ホームズの方が階級は上だ。だからホームズは命令口調でワトソンをパシるんじゃないか。だそうです。その真偽やいかに。

はやみねさんの「都会のトム&ソーヤ」シリーズの創也と内人の関係って、やっぱりこれをモデルにしてるんだろうか。「ブレーン+雑用兼記録係」。


「モリー先生との火曜日」、私は読んだことがありません。でも以前友達に、良い本だよ!って言われたことがあります。本の趣味は信用できる子なので、きっと面白いのだと思います。しかしその後も大学生協などで見かけつつ、まだ放置している次第でございます。
今、地元の図書館のサイトで検索かけてみたら原語版がありました。期末終わったら借りてみようかなあ。「誰がために鐘は鳴る」も気になってるんですけどね。
 とりあえず、映画を観てみよう!期末終わったら(遠い目)。




明日はいよいよ、センターですね。
 去年の今頃の私は、ネットから離れるべきところを逆にこのブログを始めちゃったりしてました。そして、見ていないとは思いますがの前置き付きの応援メッセージをばっちり読ませていただいてから挑みましたね。でも、どれだけそれに励まされたか。本当に、ありがたいことです。

見ていないとは思いますが、2年間頑張ってきた友人、そしてゆうりさんの努力が報われますように、心からお祈りしています。

14.1.10

フレフレドイツ語!

「フレフレ」が「振れ振れ」ではなく、hurray, hurrayだと気付いたのは、いつだったんだろうか。


某様がドイツ語を学んでらっしゃると聞いて、やたら嬉しくなったWaYaです。某様も以前学んでらしたようなので、ダブルに嬉しい。誰だ、マイナー言語だって言った奴!

ついでに便乗してドイツ語教科書ネタを。

 私の使っている教科書には、ドイツに関連した小話が数ページごとに挿入されています。その内の一つが錬金術の話でした。

「鋼の錬金術師」シリーズのテーマの一つ、「賢者の石」ですが、この石の名称は色々あり、その内の一つが「赤きティンクトゥラ」です。で、この「ティンクトゥラ」は日本語で「チンキ」なんだそうです。なにやら聞き覚えのある言葉ですよね(笑。
 でも何がおかしいって、このチンキの話に続く文がおかしい。
「ちなみにかつて家庭用の常備薬として傷口に塗っていた「赤チン(マーキュロクロム液)」はティンクトゥラとは異なる製法によるものだ。」

こんなことをわざわざ断るってどうなんだろう…。…同じ製法だったら使用した人の膝小僧が金になってもおかしくないじゃないか!


 そうそう、「動物農場」読みました。途中まで児童書っぽいのに、何だあの展開。オーウェル独特のエグみがたまらないです。

 アイフォンのアプリで、著作権切れた本たちを無料でダウンロードできることに気付きました。ディケンズとか、ヴェルヌとか、ドイルとか!シェイクスピアは、既に気づいてたんですけどね。でも電子版は注釈がないから読みにくくて…(汗。やったあ、読みまくるぜ!!!

10.1.10

うわ

Do not go gentle...の詩が、メモ代わりに下書き保存したはずなのにばっちり公開されていました。あんな不吉なようななんだか小難しいものを載せてしまってすみません。下書き保存に直しました。
 万が一、ちらっと見ていて興味を持った方は、「do not go gentle into that good night 訳」で検索かけると色々な日本語版を読むことができます。個人的には、鈴木洋美さんのが一番好きです。

9.1.10

おお!

 小野不由美さん原作、藤崎竜さん画の漫画版「屍鬼」がアニメ化するそうですね!いつ放送されるんだろう。漫画版は、古本屋に出るのをわくわくして待ってます。それより図書館が入れてくれたらいいんですけどね!