最近はとにかく時間が無くて、趣味本もほとんど読めていません。
(あ、荒川アンダーザブリッジは読みました!)
とりあえず、この前読んだ一冊、Bog Childを。
時間が無いので、ざざっと紹介。
舞台は1981年のアイルランド、南北の国境近く。少年ファーガスが泥炭に埋まった、鉄器時代の「少女」メルの死体を見つける。メルを発見した時から、ファーガスはふとした瞬間に、メルの送った生涯の夢をみるようになる。ファーガスの生きている時代でも、メルの生きていた時代でも、人々の間の不信、憎しみが、色んな不幸を招く。でも、愛がないわけではなく、希望もつねにそこにある。何千年も前の女性と、現代の少年の生きざまが重なりあう、ものがなしいけれどすてきな物語。
児童書なので、すごく読みやすい…はずなのだけれど、現代語(というかアイルランド若者用語?)が多くて意外とつまづきました。読み進めるうちになんとなーくわかってきたりはしましたが、ちょっとひっかかることがありました。でも、全体的には文字も大きく文章もシンプルで、(テーマは重いですが)さっくり読める感じではあります。邦訳は未定のようです。北アイルランド問題を少しくらいは知ってないと理解しにくいので、児童書としてはきついのかもしれません。
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