19.9.11

3日目

3日目:
丁度奇しくも同じ時期に訪れていた教授に会うことができた。まずレイキャビークの古めの教会に案内していただく。次に議会堂と、国立博物館へ。ここもまた、ハイテク×歴史×ハイセンスの展示で大変に素敵。しかし、古アイスランド語が読めないのが悔しすぎる。子どもコーナーには、私も着れそうなサイズのバイキングな衣装があったが、流石に年相応という言葉を胸に思いとどまった。同じ場所に鎖帷子も置いてあったが、これが重い!12kgあるそうだが、米袋を担ぐときのように、重量が一点に集中するのではなく、身体全体に重みが追加されるところがミソなのではないかと思う。私が読んだサガ関係の書籍には「当時鎧をまとったまま泳ぐことは英雄的な行為と見られていた」とあったが、確かにこれを着たまま泳げたら、それだけで相当な勇者に違いない。


次に行ったのがアイスランド大学の図書館。とっても雰囲気がいい。個室もたくさんあり、勉強スペースもあり、カフェもあり、wifiも飛んでおり、至れり尽くせり。
図書館のあとはCulture Houseへ。アイスランドの古文書が展示してある場所。…だと思っていたが、重要な文書のいくつかはデンマークが持っているそうで、コピーしかないものもある。しかし、ニャールのサガなど、私が読んだことのあるものの原本もいくつかあった。そして、別室ではアイスランドPR映像のようなものが流れている。しばらく見入っていたところ、猟師らしきおじさんがパフィンを網で捕らえ、じたばたもがくそれの首を指ではさみ、きゅっとな…!ぐったりするパフィン…これを映すのか…と、衝撃を受ける。その後、何重羽ものパフィンを襟飾りのようにぶら下げて、おじさんが崖から降りてくる映像→孫らしき男の子が、指に付いた血をぺろりとなめる映像→料理の映像へと流れる。別に残酷だとか野蛮だとか何とか言うつもりもないけれども、日本では絶対公開しない映像だなあと思った。

宿に戻ると、ベルギー人二人、スウェーデン人二人など人で一杯。情報交換して一日が終わる。

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