11.5.11

金星特急9話感想+

この忙しい中、読んでしまいました。
 いやもう、何から始めて良いのやらわからないので、思いついたことをつらつら書いていきます。
(激しくネタバレします)



まず、今回の名言。「アルベルトみたいなのが第二王子というなかなか気の毒な国」by錆丸
言いますね、彼。確かに彼のような第二王子と、彼女のような王女様がいれば、ロヴェレート王国は大変でしょうね。さらに純国普の本部もあるし。

ユースタスと砂鉄が微妙な雰囲気になったり良い雰囲気になったり忙しい回でした。砂鉄が離れたと思ったら距離がまた縮まり、縮まったのかと思ったらユースタスが離れそうな感じになったり。
三月にもらったチョコを没収して代わりに自分の氷砂糖を渡す砂鉄は可愛い。(けれど、前から気になってたんだけど、それ、馬用じゃ…。)

アルベルトの性格の悪さとプライドの高さも露出しましたね。わざわざ砂鉄の弱みを確実に突いてくる殿下、本当に良い性格してますね。しかし、心の中で舌を出すとは大人気ない。砂鉄⇔アルベルトの争いって大体妙に低レベル。「オイ眼鏡」「眼鏡って呼ぶな!」とかもう中学生。

リオン気色悪い!気色悪いよ!その言葉通り「ぶっ殺し」てくれ砂鉄(格安で!)と叫びたくなるキャラ。
彼のおかげでユースタスが男性恐怖症になったのは、もう確定ですね。
あの回想部分+リオンのあのシーンで大体何が起きたのか読めた気がします。うう…。
砂鉄、リオンの実態に気付いているのかいないのか。「手首を握らないでくれ」を回想しているから、きっとわかっているんでしょうね。わかっててくれよ!

錆丸、やっぱり9年前に13歳、だった!やっぱり実年齢22歳!
金星特急乗車当初から、砂鉄やユースタスに世話になりっぱなしの自分をすごく悔しがっていたけれど、そりゃこの歳だったら悔しいわー。だってユースタスなんて年下なのに、あんなに強いんだもの。砂鉄だって5歳上なだけだし。
サバイバルやバトルには弱い(というより周りが強すぎる)錆丸でしたが、人間関係に関しては才能が光ってます。鎖様の助けがあったとはいえ、イェニツェリメンバーを分裂させるのに成功するとは。そして、化粧上手だったとは(笑。

でもってヴィットリア王女登場!兄上に似て頑固かつ行動力のあるお姫様のようで。
これから、楽しい道中になりそうです。


少し、世界語について。
ザメンホフってエスペラント語の創始者ですよね。そして、世界語って中国語でエスペラント語のことだ、というのをふとしたことで知りました。ってことは、この世界で喋ってる言語=エスペラント語、という設定?

「花冠のアヒルが蜜蜂の巣を飛び越えた」で網羅するという、32の文字記号、そして11の母音。
蜜蜂という単語に鼻濁音は含まれない。
これだけ、分かりました。今度、エスペラント語の教科書でも、見てみようかと思います。

そうだ、金星マップも更新しましたよー。


そしてアンケートに答えて下さった方々、私の好奇心に応えてくださって、ありがとうございます!


追記:早速ですみません…投稿してすぐに、あ、これ書かなきゃ、と思いだして。

金星の日面通過は、現実世界で2004年6月8日に一度あり、次は2012年6月6日。
物語の始まりは6月6日。8年前に一度日面通過があったという、物語の日付と合致しています。
ということは、金星特急の世界は近い未来を舞台にしているんでしょうか。

それにしても、嬉野君さんは「いかにも」な台詞を効果的に使う名人ですね!
砂鉄の「俺が守る」や、
リオンの「君を本当に愛しているのは、僕だけだよ」(うおおお文字打つだけで気持ち悪い!)とか。
どれも、使う場所を間違えると陳腐に見えてしまう言葉だけれど、このシチュエーションで、あのキャラに言わせることで、すごくいい(/悪い)雰囲気が生まれる。凄いなあ。

追追記:エスペラント語の母音は5つだそうです。ということは違うんですね!ザメンホフさんはジョン・ダン同様に名前を使っただけなのかも。

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