25.7.11

久方ぶりで告知

ここ数週間、物理的に忙しいのと精神的に余裕がないのとで、ブログを留守にしていました。


さて、以前書いた通り、9月から英国マンチェスター大学へ1年間、留学に行きます。中世イギリス文学を学んできます。古英語や中英語の知識も増やして、できれば読めるくらいになって帰ってきたいです。

...と、言いたいところだったんですが、先日大学からメールがあり、「中世文学・社会系の授業、ことごとく中止になったからね、授業選び直してね!」と言われました。
そのため、やけになって、史学と考古学をつまみ食いすることを決めました。うん、背景知識ってやつですよね、背景知識!
「ヨーロッパの形成400年-1500年」、「ローマ支配下のブリテン島」などをとります。正直知識も語彙も無い分野ですがなんとかついていけたらいいと思います。

ただ、以前とれないと言われていた古英語と中英語の授業がとれてたのだけは、嬉しいですね。しらばっくれて授業選択リストに紛れこませただけのことはありました←


それと、マンチェスターへ渡航する前に、ニューヨーク(再)とアイスランドのレイキャビク(初)へ、行ってまいります。
つまり、

日本→米国→氷国→英国(10ヵ月位)

ということになりますね。(我ながら酷いスケジュール)
米国は主に帰省的な感じですが、アイスランドの方は、勉強兼観光が目的なので目一杯楽しみます(宣言)。サガの本場ですし、写本やら遺跡やら博物館やら見に行きまくろうと思っています。脳裏にはきっとヴィンランド・サガがちらつくんでしょうけれd

旅行中になるか後になるかはわかりませんが、アイスランド旅レポートも書きたいと思います。一人で、英語も日本語も通じない国に行くのは初めてなのでちょっとどきどきしていますが、アイスランド人は英語が上手いそうなのでそれに賭けます←
私の話したことのある唯一のアイスランド人は、英語が今一でしたけどね


貴重な1年間、実のあるものになるよう、がんばってこようと思います。
他の授業が趣味っぽくなってしまった以上、古英語と中英語はある程度ものにしたいです。





…そしてマンチェスターよ、頼むから、これ以上授業をつぶさないでおくれ…!考古学・史学系の授業もないとか、言わないでよ!四面楚歌になるから!
…って言ってるそばから2学期に実施のはずだった授業が1学期に移り、とれなくなりましたよorz

8.7.11

終わりのない世界

Ken Follett
Pan Books
発売日:2008-10-03
やっとこさ読み終わりました。
すごく派手な話ではないし、とにかく長いけれど、登場人物の生き生きとしていること!
一つの教会、そして一つの手紙を取り巻く、実に様々な人々の人生が、ぎっちり詰まっています。
読み始めるとやめたくなくなる、妙に吸引力のある本でした。

"World without end"は聖書からの引用で、"Unto him be glory in the church by Christ Jesus throughout all ages, world without end. "(Ephesians 3:21)の末尾部分です。切り取り方が意味深ですが、おそらく「世々教会に栄光あれ」という内容の文章だからというのも、この部分を選んだ理由の一つなのでしょうね。ちなみに、現代訳の聖書では、"to him be glory in the church and in Christ Jesus throughout all generations, for ever and ever!"(同)となっています。