31.10.09

ドイツ語版「獣の奏者」

 とうとうアマゾンで注文していたブツがやってきました。

Das Lied der Bestien、直訳して「獣たちの歌」。
上橋先生の「獣の奏者」のドイツ語訳です。

 手に取ってみて…あれ?…薄くないですか??と思いました。
あの1&2が一緒になっているはずなのに、ペーパーバックで訳1.5センチの厚さです。

 慌てて一番最後のページを見てみると…
どうやら、第1巻(王獣編)のみの訳のようでした。

「獣の奏者」独語訳、というからにはⅠ,Ⅱ両方だろう、というのは私一人の早合点だったようです。…ってことは、これを全部読破したとしても、ようやく中盤という辺りなんですね(;;)

 そうそう、表紙の絵なんですが、アマゾンに載ってた写真ではエリンの顔がよく見えなかったんですけれど、実際に近くで見てみると、やたらリアルな絵でした。白いタンクトップ&スカートの東洋的な黒髪(!)の少女、という絵です。裏表紙にも、笹っぽいデザインがついていて、(フランス版と同じく)思いっきり東洋をプッシュしてる感じです。

 では、覚悟を決めて読んでまいります!

27.10.09

The Adventures of Merlin 4

 むむ、ますます円卓の騎士とは関係ない方向にダッシュする「マーリン」シリーズでした。
以下ネタバレです。





今回は、本編最初の部分がすごく絵になる感じでカッコ良かった!!!!


国名を覚えないうちに退場してしまった王たちの一行 対 ウーサー王とその取り巻きたち
 某王国の方たち=青、ウーサー=赤の対比が、あのずんずんと迫っていく感じが個人的にはツボでした。ああいう、「作りごとの世界」ならではの「絵になる」シーン、結構好きです。

 そして、毒杯を飲む羽目になり倒れるマーリン、それを救おうと動くアーサー。友情の芽生えが目に見える形になってきたようです。

 解毒薬の材料をゲットするために父親の制止をも振り切って行き、爬虫類だと思われていた時代の恐竜想像図を再現したような化け物(ややこしい言い方ですが要するにミニ竜でした)を倒し、魔女の罠にもはまることなく生還するアーサーでした。

 アーサーのミッション途中に、毒にやられながらも千里眼を発動するマーリン。さらに魔法の遠隔操作(できるんだ…)により、アーサーを助けます。もちろん遠隔操作なのでアーサーにはそれがマーリンだとは分かりません。
 ふーん、と思って見ていましたが…これってもしかして、「魔法=邪悪」の構図を刷り込まれてるアーサーが認識を変えるきっかけのひとつになるのかな、と。

 そして次回、ランスロット登場!!!!(やっとだよ!!)
今回グウェンとマーリンをキスさせたのは、グウェンがランスロットにとられた時のインパクトを大きくするためでしょうか(笑。
 ランスロットさんは、カスピアン王子(@ナルニア)がちょっと老けた感じでした。まあ、カッコ良さそうというか、いかにも「ナイト」な雰囲気を(予告では)放っていました。

 さあこの伝説ガン無視のドラマにおいて、ランスロットはどのように描かれるのでしょうか。次も楽しみです^^

22.10.09

アーサー王物語と魔術師マーリンの違い(笑

どうも、風邪をひいて自主休講中のwayaです。

 遅ればせながら、「魔術師マーリン」って、アーサー王伝説に全く忠実じゃないですね。とりあえず、ラニア編の「アーサー王と円卓の騎士」とは月とすっぽんです。

 まず、アーサー王子、当たり前のように城で「王子」として育っていますが、そこからして違います(笑。本当なら、生まれてすぐ、マーリンがとある騎士の家に預けているはずです。それというのも、妾腹(というか不倫…)の子供だから。

 さて、ここで早速「マーリン」が出てきますが、このマーリン、既にウーサーに仕える身です。というわけで(いわずもがなですが)年齢が違…。

 そして、あるときある教会で見つかった「この石と金床よりこの剣を引き抜く者こそ正しい生れながらのイングランドの王となるものなり」と銘打たれた金床に刺さった剣を抜いて、アーサーは王となるのです…。

 ははは、だいぶ違うというか、ドラマと被っているところが今のところありませんね。あえて言えば登場人物の名前が同じ、と言うところでしょうか。

 ちなみにアーサーも大分よい性格をしており、この剣を抜くのも、「兄さんが今剣を必要としている。おっとあそこに剣が刺さっているぞ、ちょうどいい!」という風にして実行するのです。

 次、その他の登場人物の立ち位置が分からないことについて。

一話の大部分を見逃したせいかも知れませんが…

①グウェン(=グウィネヴィア)がただの小間使いっぽい。あれ、王女じゃなかったっけ?えらい庶民的な…。しかもマーリンといい感じなのはなぜ?ランスロットに惚れるんじゃありませんでしたっけ。

②モーガン(モルガナとも)の立ち位置が完全に不明。
 アーサーの異父姉って設定のはずですが、なぜか城に住んでいます。アーサーの姉なのかと思いきや、アーサーと非常にいい感じになっているので、違うらしい…(いくらなんでもファミリー向けのドラマで近親相姦は無いでしょう)。

③ニムエって誰?
 ニムエって言うと、「Lady of the Lake」で、アーサー王が彼女から剣を頂いちゃったり、マーリンが恋して最終的に岩か何かの下に封じられちゃったり、ランスロットを育てちゃったりな精霊的な人物だったと思うんですが、ドラマでは歌姫の命と若さを奪ったりと完全に魔女扱いされています。唯一、水関連の魔術を仕掛けてくるところが伝説との共通点と言えるでしょうか。あ、あとマーリンが第3話の最後に「僕の力を認めてくれるんなら魔女だっていい!」みたいなことを言っていたのも、この伝説を踏まえてのことでしょうか。


 とりあえず自分用に相違点をまとめてみましたが…ぶっちゃけ、相違点の方が多いですね。何と言うか、行き過ぎちゃったパラレルワールド設定的なものを感じます。基本的に名前と能力しか共通点が無いっていう…。大胆に創作しちゃいましたね脚本家さん。

伝説無視なおかげで、何がどうなるか分からないという楽しみがありますね^^
だから観てて結構面白いのか!

19.10.09

マーリン3話

ネタばれです!尚、台詞は全て私の記憶に残っていたものを日本語に直したものです。おそらく、ところどころ間違っていると思いますがご了承ください。






今回も相変わらず良いテンションでサクサク進んでゆく物語。

城下で流行る謎の伝染病。感染源が分からず、ただ黒魔術が関わっていることのみが判明。

魔女あるいは魔法使いを探しまわるアーサーとその家来たち。魔法に関する本をしらみつぶしに探していきます。
 魔法に関する本は当然、マーリンが持っている一冊のみ。マーリンピンチ!と思いきや、あっさり魔法で誤魔化しました。マーリンの部屋をのぞき、散らかりすぎだとコメントを残し去るアーサー王子。しかし後で分かることだが、彼の方が散らかし魔。

 マーリンのせいで魔女の疑惑をかけられ、燃やされそうになるグウェン。それをさらにかばって「下手人」(偽)として自首するマーリン。それを救おうと、「マーリンはグウェンと恋に落ちてるんですよ父上」とにやにやしながら父王を説得するアーサー。演技だか本気だかは不明でしたが、二人の結束が強まったような。

 「マーリンとアーサーは一つのコインの表と裏」
いいこと言ってくれますね、竜さん!それでパツキンと黒髪だってのもあるのかも。しかし、同性の人間に対してそんなことを言われたら鳥肌立ちません?

 アーサーが(多大にマーリンの力を借りて)感染源となっていた魔物を退治し、一件落着。

しかし今度は真の下手人ニムエが激怒。「おのれ…マーリン!!!」と、次回へ続きます。
 どうやら毒杯を飲まされるらしいマーリン。飲んだとたんに崩れ落ちます。それを必死で救おうとするアーサー、解毒薬探しのクエストへ。予告の短い間に、どこか高いところから落ちそうになって両手でぶら下がったり、崩れそうな橋の上から跳躍したり、妙な魔物っぽいものと闘ったりと大忙しです。まあ主人公がここで死ぬわけにはいかないので、結末は見えてはいますが楽しみです。

 しかし、マーリンの養父(?師匠?)の「悪いのは魔法じゃない。それをどう使うかだ」っていう発言、どっかで聞いたことあるような気がします。どこだったんだろう?

17.10.09

気付いたことメモ。

講義中に(←)、我が相棒セイコさん(電子辞書)を弄っていて気付いたこと。

Merlin=コチョウゲンボウ
Sparrowhawk=アメリカチョウゲンボウ

ハイタカ=雌オンリーの名称(笑)
 おそらく、オスの名称「コノリ」では何の事だか分からないからでしょう。「アメリカチョウゲンボウ」って名前もNGだし、究極の選択肢ですね!

これを見て私が何を考えているのか分かった方。お友達になって下さい(笑

12.10.09

Merlin 2nd episode

 「魔術師マーリン」2話、観ました。以下ネタばれです。





見え見えのストーリーラインでしたが、なかなか面白くなってきました。

 きっと、イギリスでもアーサーが映るたんびにキャーキャー言う女の子が沢山いるんだろうなぁ、と思ってしまうくらい、戦う彼がカッコ良かったです(笑)。
 特に、ただのいじめっ子体質の腕白かと思ったらそうでもなかった、というギャップの辺りにやられる人も多いでしょう(笑

 個人的には、ヘタレっぽいマーリンが大好きです。ガリガリ体型の、「取り替え子」系なところもいかにもな感じで良いです。

 危険を前にして「オレは戦わなければいけないんだ」とか言って名誉を守るため、王の子としての責任を果たすために、戦いに行くアーサー。(王子だから「私」と訳すべきかもしれないけれど、あの軽さには「オレ」が相応しい!)

 そして、なんとかアーサーの命を助けようとして自然と(黒)魔術に詳しくなっていくマーリン(笑。

 うん、いいっすね、マーリンが大魔術師になったのはアーサーを助けるため、っていうストーリー!!

 そして、魔女としての才能を発揮し始める、誇り高き女性、モルガナ。アーサーもモルガナもお互い激しくプライドが高いという設定。こういう設定なら、伝説通りの微妙な関係にあっさりなりそう。

 来週が楽しみです!

6.10.09

The Vast Spread of the Seas感想

 読了しました。「英訳」なので、考察ではなく純粋に感想を。…といいつつ、考察混じってます。しかも、いつもより根拠のない…。

 うん、面白い!
テンポも良く、文章の繋がりも良く、すらすら読めました。
 前までは蓬蘆宮(漢字合ってますかね…)=Brush-Jar Palaceなどの訳に戸惑っていましたが、もう慣れました。延王=Ever Kingにも、慣れました(笑。まあ、いつまでも滅びなさそうな感じがするので、ぴったりと言えばぴったりかもしれないな、と。

 今回のびっくり翻訳は梟王=Owl King。まあ、泰王=Peace Kingなどの例から考えると当たり前の展開ですが。一番「ん?」と思ったのがこれ。

 考えさせられたこと。
 なぜ、尚隆は「なおたか」から「しょうりゅう」に読みを変えたのか、なぜ、六太は読みを変えずにいるのか。
 尚隆は、自分は一度小松氏滅亡時に死んだ、とみなしているのかもしれないと思いました。自ら、「民を見捨てて逃げろというのか!」とまで言った彼だからこそ、「小松三郎尚隆」としての自分を葬り、「延王尚隆」となるべく渡ったのではないでしょうか。だから、陽子より堂々と「王」を名乗れるのかもしれません。
 対照的に六太は、読みも名前も変えません(例の「馬鹿」はありますが)。これは、六太が倭で暮らしていた頃の自分と決別しないためではないかと思います。倭での六太は、戦国時代に生まれ、戦火によって「殺された」子どもでした。だからこそ、それを忘れないため、一歩間違えば雁国も同じ轍を踏むであろうことを忘れないために、名前をそのままにしているのかもしれない。それに、六太には倭に兄弟がいましたから、その兄弟たちを忘れないために「六人目」であることを示す名前を使っているのかもしれません。

人物の口調について
 尚隆の台詞は、ほぼそのままでした。
 変わったのが、六太と「無謀」です。六太は、言っていることを大体意訳して、「13歳」らしさを出していました。「無謀」は、台詞自体が色々変えられていました。彼の非常に美しい皮肉や嫌味、小言の数々は、日本語特有のものばかりなので、それを大幅に英語バージョンに変えてありました。要するに、言葉そのものの直接の意味は全く違うけれど、言いたいことは同じ。訳した人すごいな、と心から思いました。

訳者について
 京極夏彦さんの作品の英訳も手掛けている方のようです。Alexander O. Smithさんと Elye J. Alexanderさんのお二人でした。京極夏彦さんの作品も、英語で読んでみたい…!

追記:
一つだけ、んー?とはっきりと首を傾げたかったところが。

尚隆が、小松氏が滅亡した後に「若、と呼ばれる度に、一緒に託されたものがある。一声ごとに託されて降り積もったもの」と言うところです。

英訳版では「託されたもの」がより具体的に、"Love"と訳されています。

私はどうしても、これには賛成できませんでした。だって、そのあと、尚隆自身が「連中の願いだ」って言ってるじゃないですか!!なんでキリスト教的に「愛」でかたづけちゃうんですか!?(キリスト教批判ではありません。ただ、この時代は日本の戦国時代だっていう話です)




5.10.09

魔術師マーリン

 まだ気持ちに余裕があるこの時期を生かして(殺してるような気もしますが)、イギリスBBC制作のドラマ「魔術師マーリン」を観ています。
 

 ネタバレ感想…
印象から語っていきます。

 まず、ぱっと見て。
マーリン:魔術師(男)にパツキンはいない。これは英語圏での絶対的な法則だと思う。黒は神秘の色なんだze!

アーサー王子:嫌な奴(注:イケメン)は、必ずパツキン!これも、かなり定番。そして(ある程度)マッチョ。このアーサー王子は、「円卓」なんて言葉、言いだしそうにない…(笑)
 誰かに似てると思うんですが、誰だかいまいち思い出せません。うーん…映画かドラマかさては知り合いか…って、思いだしたあ!…知人でした(いい人です;)。

 そして、全体を通して。
1.マーリン、市場をうろつく王族に喧嘩を売りました。弱いです。魔法使いにマッチョはいない。マーリンは寡黙なイメージがあったんですが、このマーリンよくしゃべります。

2.ウーサー王、若いです!若い若い!

3.アーサー王子が、ロンドンをたむろするチンピラのようだ。やたらマーリンに絡みます。ライバル的な登場の仕方をしました。笑うたびに歯が光るような気がします。

4.ドラゴン、制作にやたら力入ってるような…!やけにリアル。声がいい!!カッコイイ!

5.音楽がいい!これ、作業用BGMに欲しいよ!

 BBC公式ホームページに載っている「悪役」のモードレッド少年、可愛い!
日本語訳「円卓の騎士」のイラストのマッチョなモードレッドを見慣れていただけに、可愛さが引き立ちます。
 ちなみに、私のL(デスノート)の実写イメージは、まさにこの子がそのまま大きくなった感じです。




1.10.09

十二国記

 キター!!!!

 とうとう我が町の図書館にやってきました、The Twelve Kingdoms -The Vast Spread of the Seas-(要するに十二国記第三巻)が!!!

 原書は飽きるくらい読み返してますが、英語版がどういう風に訳してあるのか、どういう表現をしてくるのかが楽しみで楽しみで。あの六太をどう英語にするのか、とか、尚隆の飄々とした雰囲気をどう出すのか、とか、今から考えるだけでにやにやしてきます。

 まだ借りられていないのですが、明日には絶対に借ります!そして、予習そっちのけで読みます!(大丈夫、試験は数カ月先だ!)

 そして、来年の3月には、第4巻も出ます!もう楽しみすぎる!(でもア○ゾンの「対象年齢9-12歳」という表記には頷けない…)

 下の記事と、テンションが違い過ぎてすみません。でも、本当にうれしくて!

救い

「獣の奏者」と「守り人」シリーズについて。
注:かなりネタバレです。また、これはただ一個人の意見ですのであしからず。なんだか文体がいつもと違うような気がしますが、気にしないでクダサイ…。よろしければ、read moreへどうぞ。

 獣の奏者を全巻通して読んだ私には、このシリーズを消極的に評価しにくい。幼少時代から見守り続けた主人公が命を賭けて自らの人生を走り抜ける様子を、マイナスの言葉では飾りたくない。

でも、このシリーズをこれから読んでみたいと言っている人がいたら、私はこう言うだろう。「2巻で止めておけ」。夢のあるうちに。

 最終巻を読み終わった後、私の頭に最初に浮かんできたのは、漫画家荒川弘さんの本で読んだ言葉だった。
「物語だからこそ、救いようのない話に救いをつくれる」

 獣の奏者の結末には、はっきりとした「救い」は、ない。主人公のあまりに哀れな最期に唖然としたのは私だけではないと思う。さらに主人公の夫でさえも、天寿を迎えるのではなく病死する。こちらも、読者に少なからず衝撃を与えただろう。

 単純に言ってしまえば、主人公及びその他の中心人物たちは、最善の策を採ろうとそれぞれ全力を尽くすのに、殆んど報われていないように見えるのだ。辛うじて叶ったのはエリンの「まっさらな未来」への願いくらい。
 国の先行きも暗い。この作品には、将来への希望があまり感じられないのだ。生き残った主要
人物たちはもちろん、己にできる最善を尽くし続けるだろう。でもその 「最善策」がうまく行くだろうと楽観的に確信することは読者に許されていない。主人公の例が、それを阻止する。

上橋先生の前作、守り人シリーズとの違いは、まさにそこなのだと思う。

 守り人シリーズでは、登場人物全員が己れの信念に従って行動し、それらの行動が絡み合うことで、誰にとっても納得のいく、一通りの結論が生まれた。チャグムがバルサと会うことはもうなくとも、ラウル王子が新ヨゴを諦めなければならなくとも。

 あの一通りの出来事を単純化して見ると、ある意味あれは、win-win という状況かもしれない。誰もが少しずつ負け、そして勝つ。

 だからこそ、守り人読者である私は、獣の奏者にも同じような「納得のいく」結末を無意識に期待、いや予想していた。そしてだからこそ、その実際の結末がより「救いのない」ように見えた。

 冷静に考えてみれば、そこまで救いのない話ではない、と私は思う。主人公があの道を歩んでいったのは彼女自身の選択であるのだし、彼女は最後まで希望を失わずに歩んだ。それに、彼女の一番の望みはほぼ叶えられたともいえる。

 この物語での「救い」があるなら、それは「希望」だと思う。Happiness can be found even in the darkest of times.




…ここでハリポタを持ちだすのか! というツッコミは、無しですよ。