23.2.11

旅に出てきます

しばらく、アメリカへ行ってきます。
今度は、結構長い間。約一カ月間の予定です。

その間、ここを臨時旅行ブログ化しようと思っています。
前回のように観光目的メインで行くというよりは、別の複数目的を優先させるので、一日単位での旅行記にはならなさそうですが、またつらつらと色々書きにくると思います。


滞在するのは主にニューヨーク。初めての国にどきどきしながら、行ってまいります。

21.2.11

ダイビング+追記

オフの生活が怒涛の忙しさになってきました。
趣味本を読む時間が全くありません。
なので、しばらく潜ります。

多分、あと2週間ほどで復帰します。


2月23日:
潜ると言いながら、一言。

Megan Whalen Turnerさんのシリーズ(日本語訳では「盗神伝」シリーズ)の4作目、A Conspiracy of Kingsのペーパーバックが、今年の9月に発売決定!!!
いやー、ハードカバーが出てから長かったなあ…。
場所とるし高いからペーパーバック出るまで我慢しようと思ってからはや1年!
待ってたぞおお!!

16.2.11

金星世界考察3

こんにちは、そろそろ「最近は洋書が多めです」のセリフをブログから削除しようかな、と考え始めたWaYaです。

今回の8話で分かったことをまとめてみました。
しかし次々と謎の解ける急展開、なんだか終わりが近いような予感がしてきましたね。まだまだ続いて欲しいし、続けられると思うんですが…。5巻くらいで終わる、とかやめて欲しいよう、8巻くらいまで行けばいいのに。無理に伸ばすのは嫌だけれど、短すぎるのもいや、という微妙なファン心理。


純国語普及委員会:
略称…純国普
本部所在地:ロヴェレート王国
使命…世界じゅうの人間に正しい世界語を使わせること
活動…印刷物の検閲、教育機関での「発音矯正」指導
裏活動…金星のポスターが貼り出された一日後、月氏全員を雇い、世界中のバベルの一族を抹殺する依頼を試みる。しかし資産を凍結されたため断念。

バベルの一族:
世界に約三十部族と言われるが、実は(純国普によると)南米やアフリカを中心に実は92部族いる。

金星堂:
ご利益は実に様々(笑)。
ロンドン…片思い
バリ…仲直り

ユースタス:
 スウェーデンのユレンシェーナ伯爵家の次男。16歳で聖マセッティ騎士団に入団、第三部隊隊長にまで上りつめる。
 しかし実はユースタスは言わば影武者として連れてこられた、妾腹の子。本物の次男は病死しており、悲しみのあまり精神異常にまでなった母親を回復させるために、伯爵が海外でつくった子どものうち一番次男に似ていたユースタスを身代わりにした。この際、大金で彼女を買い取った。熱心なカトリック信者であることは、おそらく故郷が地中海であることと関係していそう。
 瞳の本来の色は、「ブルーダイヤモンドのような淡い青」。身体に棲む銀の魚の魔力を使えば使うほど瞳の色が銀に近くなる。このため男性と見せかけている状態ではサファイア・ブルーになる。


バドル・アッディーン:エスパー双子の叔父さん。始めに弟がエジプト発の金星特急にて失踪、次に姉が金星堂にて失踪、自分が金星の婿になれば二人を取り戻せるのではないかと、金星特急に自ら乗ったアラブ人。と書くと、ものすごく優しい人に聞こえるんですが…危険人物なんですよね、彼は。砂鉄ユースタスアルベルトと仲間になってくれたらいいのに。



こっからは、事実というよりは個人の感想。

月氏ファミリー(色んな意味でファミリー)
夏草:「俺には帰る国はない」っていうのは、どういう意味なんでしょうね。
名前の由来で一番初めに思いつくのは「夏草や兵どもが夢の跡」ですが、もしそうだったら日本人なのでしょうね。

三月:この人は過去が全く分からない人。東欧っぽい訛りでしたっけ?荒れた国で育ったみたいな雰囲気はしますが。
名前の由来:三月ウサギなら、これほど似つかわしい名前もそうそうないかと。「不思議の国のアリス」の気のふれた兎、という意味と共に、三月ウサギ(March hare)の原義は、三月の繁殖期に入って気が狂ったようになった野兎、ですからね(笑。もうそれはそれはぴったりかと。

無名:
10人兄弟(笑 お漏らしにも慌てず対処とは、さすがのお兄ちゃんな風格ですね!
高等教育を受けたことがあるらしい、と殿下が言っていたけれど、この人の身分も意外と重要だったりするんだろうか。


金星マップ、何だかすごく沢山の人が見てくださってるみたいでびっくりしました。もう300ビュー超えてるとは。

12.2.11

金星特急8話感想2

下に投稿しただけでは全く語り足りないので、しつこくも続編をば。
こちらはもっと、にまにま感が増しています。

今回、殿下の本性(?)だか何かがものすごく露出してましたね!下民発言やら、拷問する必要があるとはいえあのサディスト具合やら。瀕死の砂鉄だって、自分の命の保障と直結していなければそのまま看取ってしまいそうな…。
「この、下民が」という殿下のセリフのすぐ後に「悪魔(シャイターン)だ。」という言葉が出てきたときには、つい、ナレーションがセトウチ・ヨウに移ったのかと思ってしまいましたよ(笑。
ユースタスの砂鉄への感情にもばっちり気付いていたけれど、今後どのように関わってくるのか、(色んな意味で)どきどきします。①自分には関係ないと放置、②主に砂鉄を弄くりまくる、のどちらかだと思うのですが、多分後者になりそうな予感が。
とりあえず、回復した砂鉄にはきっと、ねちねちねちねち嫌味を言うんだろうな(笑

砂鉄、前回のヘタレ具合とは対照的に、今回は文句なしにかっこよかった!
でも、妹に会ったらよろしくって言え、って、ユースタス(=女性)が彼を看取ったと伝えられたら、彗星がどんな反応すると思ってるんだ。むしろ、自分も死ぬとか言いかねないような。

そしてユースタスも、とうとう砂鉄を「大事な人」認定しましたね‼!良かった良かった。砂鉄の必死の行動がユースタスを動かすとは、何とも素敵な展開ですね。
もう今回、涙ぼろぼろのユースタスと銀の魚のユースタスが可愛くて神々しくて可愛くて。今話の主役は間違いなく、ユースタスでしたね‼!
回復後、砂鉄はユースタスにお礼言ったりするんでしょうか。きっとしないだろうなとは思いつつ。
 しかし今回の一件で、二人の距離がものすごく縮まりそうですね。まだ列車はバルカン半島で、グラナダまでには砂鉄が回復する時間も結構あることだし、もしかして錆丸が合流する前にくっついてしまっていたりして。そうなると、錆丸の反応がものすごく面白そう(笑。砂鉄には要注意、と考えていた錆丸的には、どう思うんだろな。

あと、(ぶっちゃけもう考えたくない一件ですが)月長石はどうなるんでしょうね。意識の無いうちに、アルベルトが撃ち殺してしまってそうで怖いです。列車に乗車している人間のほとんどから恨みを買ってそうな彼ですから、誰が殺っても不自然ではないでしょうが…。

さらに、ユースタスが女性であることがレジナルド氏御一行様にばれてしまった訳ですが、こちらは今後どのように影響してくるのでしょうね。銀の魚と砂鉄の耳ちぎりの影響が強くて、イヴァンなんかにも「触れたらやばい女」認識されてるといいんですが。

バドル氏の今後の動向も気になります。かなりまっとうな理由で乗車した彼ならば、他の乗員と協力するのもやぶさかではない気がするんですが、「婿」になるためには一人生き残る必要がある、という考えを棄ててくれなければ力は貸してくれないんでしょうね。砂鉄も反発するだろうし(ぼそり)。

以上、抑えきれない諸々の感想でした。
あと、グーグルマップでつくった金星マップをブログの一番下に貼りつけてみました。何か違うんじゃないか、と思ったらご指摘をー。


追記:←最近多いですねこれ
言い忘れてましたが、夏草の活字中毒っぷりには大変共感を覚えます。
一鎖で本の虫だなんて素敵過ぎるほか、本の発売日延期でものすごく機嫌が悪くなる辺りがとっても共感を覚えるポイントです。しかし全ての本を検閲って、純国普はどんだけ大きな組織なんだ。

11.2.11

金星特急8話 感想

強烈な引きに耐えきれずに連載を追う形になってしまった『金星特急』の、第8話(小説ウィングス冬号)の感想です。ばっちりネタばれます。

とりあえず読む前に、冷静になるために、前話最後のそれぞれの登場人物の状況をまとめておきました。

錆丸(with夏草、三月、鳥屋のおじいさん):イスタンブールでイェニツェリ(with黒曜)に囲まれた‼銃撃戦の予感?

特急=ヨーロッパの入り口
砂鉄:月長石の仕掛けた毒吸ってあっさり意識不明
アルベルト:ボディーガードがあっさり倒れて驚く
ユースタス:襲われたショックでコンパートメントに引きこもり中

雷鳥、無名:アルベルトの依頼によりロサンゼルスへ(一体何をしに行った…博物館荒らしか?)

(前前話)
彗星、マリア:謎の庭園にて金星を名乗る少女に遭遇した白い服の女に出会う

と、こんな感じだったかと思います。

おっと、記者のミヤザキと穂村伊織は壁に押し付けられ押しつけつつある状態でしたね!




さて、本編に移ります。なんとなく、小説の進行に沿った具合だったりそうでもなかったりします。

穂村伊織、ミヤザキ:
 やたら物騒な雰囲気を漂わせたオープニング。なんと、伊織さんはものすごく弟ラブな方だった様子。ヤマザキを脅す→社長を出させる→インタビューと引き換えに大金手に入れる→錆丸追跡の旅に出る、という行動に出るとは思いもしませんでした。
 そして(ミヤザキをお供に)紅幇にまで乗り込み、暁玲に会ったのはいいけれど、えええ、暁玲!?
「どうしても金星に会いたいのです」「そして、引っぱたいてやりたいのです」(p141)
などとのたまうとは…。
 そうか、暁玲もゲスト出演じゃなかったんですね!これで、金星特急追跡ご一行のメンバーは、伊織、ミヤザキ、暁玲の三人となりました。

 あの劉強殿の遺木は、どうするんだろう。


錆丸、三月、夏草:
 相変わらずイスタンブールにて、イェニツェリに囲まれたままの錆丸、三月、夏草。銃撃戦か、と思いきや、何やら錆丸を生け捕りにしたいとの敵の目論見、三人は(時々敵をさりげなく撃退しつつも)逃げる逃げる。逃げるうちに、錆丸を狙っているのは純国普(正式略称)であることが判明。口を聞ける程度なら、痛めつけてでも捕獲しろ、とのお達しらしい。
 錆丸を訓練する三月、まさに狂犬。骨折れても治るんだよね、とかどこまでスパルタン‼!あと、いっぺん錆丸を敵に確保させておいてさらにその敵ごと確保してくるとは、何だか砂鉄が優しく見えてくるほど、手荒い扱いですね。
鳥屋のおじいさんも敵だったのか…!黒曜の師匠だったとは、なんてこった。
 そして、最後がまたもや凶悪なまでに続きが気になる感じに。三月はどうするんだろう、そして錆丸もどんな行動に出るか…。


雷鳥、無名:
 雷鳥姉さまが、ロサンゼルスではしゃいでいる!やっぱり無名は苦労性ですね(笑)
そして謎(?)の少年、ハハリ・ジュニア。ガキのくせしてFCUPとはな…。まあ、「たかいたかーい」とか言いながら子どもを10メートル放りあげる雷鳥様も雷鳥様ですが。いやもう本当に無名は苦労性ですね(再度)


彗星、マリア:
 白い服の女の子は、クリスティーナ・ベルツという名前。この子から事情を聞いて、さらにマリアの事情も合わせて、さらわれる女の子の条件がようやくわかりましたね。アットランダムでは、なかったんですね。
 条件とはつまり、「許されない恋」をしている女の子。
マリアは既婚男性との「不倫」、彗星は兄への愛、クリスティーナは女の子が好き。そして彗星の思考のなかでしか出てきていないものの、楽士と恋をしたマハラジャの娘に、弟の恋した金星に嫉妬したヤスミン・アッディーン。 
 では、何のために集められたのか。マリアがものすごく単純な指摘を。金星は恋の相談がしたい、きっと金星も許されない恋をしているんだ、と。こんなふうに簡単に思いついてしまえるところ、マリアも本当に素敵なキャラクターだなあ。彗星は「あるわけがない」と否定しているけれど、マリアの答えが真実である気がします。
 しかし彗星さん、ごくごく平和的に(多分…)、バドル・アッディーンさんと会話したんですね!兄とは対照的。


金星特急=バルカンの山間部を走行中。次の停車地は、グラナダ!スペインですね。
砂鉄、ユースタス、アルベルト:
 さて、今回のメインとも言えるであろう、わかりやすくピンチの三人組。瀕死の砂鉄に、砂鉄が死んだら死亡決定のアルベルトにユースタス。
 でも、いくらなんでもこもりっきりのユースタスに「黒の二鎖が死にかけていますよ」はないだろう殿下よ‼!そしてそれを聞いてあっさりコンパートメントから飛びだしてしまうユースタスの必死さが可愛い(などと言っている場合ではない)
 月長石の所へ行かなければ、と考えるアルベルトに、砂鉄の一言「オイ眼鏡」。…うわあっ、言っちゃったな…。「半死人と口論しても仕方がない」と思っておきながら、次の一言「高給で雇ったのにあっさり倒れたボディーガードさん」で復讐してしまうアルベルトも、大人気ないというかなんというか。ともあれ、ここでやっと劉強の砂鉄への「プレゼント」の中身が分かります。あの、例の強力な麻薬だったとは。
 月長石を脅迫しに行くアルベルト。そしていきなり(もともと耳ちぎられてダメージ大の)月長石に五石散注入‼さらに月長石の自尊心を粉々のバラバラにするような台詞を次々と…。でででででんか、怖いいいいいい!!
 ここで殿下と苦悶する月長石のイラストが挿入され、殿下の鬼畜な表情と月長石の苦しむ顔が恐ろしさを増幅させてきます。

 そして、留守を守るユースタスの元へ来た灘陸佐への言い訳:「殿下は今、シャワーを浴びています」(p173)「砂鉄はまだベッドで……寝ています。私も、シャワーを浴びたばかりで、まだ着替えも済ませていません」(p174)
 微妙な声音で返答する灘陸佐、もしかしてそれこそ三月の言ってたようなアレな関係をイメージしちゃったんじゃないでしょうかね(笑)まあ追い払えたから良しとして。

 アルベルトの行動が皆に知れ渡ってしまって、バドル・アッディーンが砂鉄とユースタスの所へ。動かない身体で何とか自分とユースタスを守ろうとする砂鉄が健気すぎる…。それにしても相変わらず、砂鉄はユースタスを「坊ちゃん」って呼ぶんですね。
 そしてそんな砂鉄を救うため、ユースタスが立ちあがった!上半身を泳ぐ銀の魚。神がかり状態となったユースタスに「平凡な」月長石が敵うはずもなく、あっさりと解毒剤ゲット。そして、イラストの神々しいこと…。
 ユースタスの力、とある「少女」に授けられたものだったんですね。これもやっぱり金星、なんでしょうか。


実に長々と語りましたが、以上です。最初は割と短くまとめようと努力していましたが、最後になって放棄したのが良く分かりますね(笑)


また今度、時間があるときに、新たに得られた情報の方の整理をしてみようかと思います。

追記:
といいつつ、グーグルマップで金星マップを作っておりました。
記憶に頼った適当マップなので、何か間違いがあったらご指摘をー。
http://maps.google.co.jp/maps/ms?ie=UTF8&hl=ja&msa=0&msid=212086683176723747870.00049bf76031fd1808927&ll=41.508577,27.246094&spn=71.912601,158.027344&z=3&brcurrent=3,0x0:0x0,0

8.2.11

WOMBS 2

白井 弓子
小学館
発売日:2011-01-28


勉強が一段落したので、読みました。ネタばれます。

1巻よりは、世界観が明らかになってきたものの、まだまだ分からないことだらけ。





今までは、ハスト国が宇宙からやってきた不法侵入者と闘っているような印象を受けていましたが、今回、実はハスト国は碧王星のごくごく一部である島に位置する国であり、残りはどうやら「セカンド」たち側の国々であることが分かってきました。もともとハスト国を筆頭とする「同盟国」が存在し、そこへ「セカンド」と呼ばれる入植者がやってきて国をつくり、同盟国の国々を配下に組み込んでいった、ということなのでしょうか。

しかし、空から降ってくるビラの内容と言い、ハスト大使にへの主張の内容と言い、まあまあ理論的にはまっとう、というか多数派の意見、という感じがしますね。ハスト=過激派な国、のよう。ただし例の、全く関係ない町を火炎で取り囲み→学校へ追い込み→爆撃=逃げ込んだ人全滅、というやり方もものすごくエグい気が。でも、事前予告は一応あった、らしい。

世界観がちょっと分かってきて、でもまだ分からないのが「転送器官」とニーバスの正体。「クリムゾン」とかいう大きな女性のような姿をしたものが「ニーバス」と呼ばれていたけれど…?あの「ボス」は…?そして80週経てば、転送器官は「産まれる」ことになり、それを防ぐために40週で取り出すのか?生まれた「転送器官」は果たして「器官」なのか?

「赤毛」って、最初はエレナ・モーガンの「ナビ」だと思っていたんですが、違うみたいですね。もしや、アルメア軍曹のナビだったりするんでしょうか。そして、アルメア軍曹のPTSDって一体何によって引き起こされたんでしょうか。

以上、感想というよりは分かったこと、考えたことの羅列でした。



3.2.11

House of Many Ways 感想

Diana Wynne Jones
HarperCollinsChildren'sBooks
発売日:2008-05-05


読みました。
主人公はCharmain(チャーメイン)という女の子なんですが、ソフィーもハウルもカルシファーもモーガンも総出演して来ます。あ、お城も最後にゲスト出演!アブダラのキャストも一部出演します。元拉致王女二人と、料理人と犬一匹が。

そして、ハウルがまた、いい感じにうざい…笑。ソフィは登場早々切れ気味です。
ハウルは、とある事情によりTwinkleという、とっても可愛らしい6歳の少年に化けています。名前からして、ばかばかしいですね!「きらきら」ちゃんですか、と。
そしてこの少年、何ともむかつくことに、前歯が抜けるお年頃のようで、Sの発音がちゃんとできません。
"And do you have to lisp like that?""Yeth,"
(「そんな舌っ足らずでしか話せないの?」「うん」p154)

さらに、ハウルの台詞"Don't you fink I'm pwetty at all?"(「僕、可愛いと思わない?」)という、かなりイラっとくる質問に対するソフィーの返答"Yes...Disgustingly pretty!"(「ええ…気持ち悪いくらい可愛いわよ!」p155)というのもらしくて良いですね。

↑しかし少年ハウルって…駿アニメに影響されてたりするんでしょうか…

 とにかくこの少年ハウル、本気でうざいです(ハウルらしいという意味で)。本領発揮!!!という感じ。
途中で、「こんなの着れない!!僕、あのしましまのやつがいい!!!」とか言って盛大に駄々をこねてくるハウルに吹きました。すごい演技力ではありますけどね…うん、ソフィーに迷惑をかける方向に向かってばかりですね。一応、「君には無理だから、僕がたちゅけに来たんだ」(←苦しい訳だ)と、(相変わらず舌っ足らずに)かっこ良く言うんですけど、その後のガキ行動で完全に帳消しでしたね!

 正直言って、主人公のチャーメインは影が薄かったです。いや、ソフィーたちが濃すぎるのか。もちろん、彼女がメインの話ですが、ソフィーやハウルが出張る出張る…面白いけれど、主人公が今一印象に残らない不思議な本でした。贅沢を言うなら、マイケルがどうなってるのかも知りたかったな…。


でも面白いじゃないですかこの本‼今までになく読みやすい!展開も面白い!(最後がちょっとショッキングだけど…)
何で、邦訳まだ出さないんですか徳間書店さん‼私ならもうただでやりm(黙れ)

前にも書きましたが、このHoue of Many Ways(Castle in the Airも)はHarper Collins社のHPで一部を無料試読できます!ぜひ興味を持たれた方はお試しを!


追記:あまりにも気分が湿気ていたので、明るい色のデザインに変えてみました。読みにくいようでしたら、戻そうと思っています。
追追記:「読書」ラベルの記事が氾濫しまくっていたので、思い切って「和書」「英書」に分けました。「読書」ラベルは潔く削除しました。