28.4.10

ホラーばっか

最近の読書記録:

Breaking Dawn
by Stephenie Meyer
読み終わりました!うーん…やっぱりそう来たか。というのが、最後まで読んだときの感想でした。全体の感想:好きではないけど、嫌いでもない→全部ぶっ通しで読めちゃう程度には面白いけれど、登場人物に共感したり、物語に入れ込めるかと問われれば、そうでもない、というところです。
ちなみに私的甘味度ランキング:
1巻 甘口100%(ぶっちぎって∞%のような気がしないでもないです)
2巻 甘口(1巻を基準として)50~65%
3巻 甘口(同)70%
4巻 甘口(同)85~90%(人によっては100%と言い切る人もいるやも)

そういえば、和訳版の方で、エドワードが「ぼく」って言ってるのを知ってびびりました。え、「オレ」じゃないの…!?可愛らしすぎるというかかっこ良くないというか!絶対オレだと思ってた!
あと主人公が「あたし」なのにもびっくり。「わたし」ってイメージだったんだけどなあ。


The Black Cat
by Edgar Allan Poe
これ、学校で出された課題だったんですが…なんとも不気味な話です。ホラーだから当たり前っちゃ当たり前ですが…。これを読んだ後に、黒猫とか、猫の鳴き声がすると、びくっとしてしまいます。しかし、トワイライト・サガのシリーズで極限までの甘味を味わった口にはぴったりでした。

Dracula
by Bram Stoker
トワイライトの元ネタが読みたくなったのと、ホラー文学の講義のレポートのため。映画やなんやかやで固定した、黒地のマントに異常に長い牙やLED的な赤い眼などのちゃちなイメージを持って読み始めました。…いやはや、ストーカーさんを随分舐めていました。ごめんなさい!
もちろん、あのドラキュラステレオタイプの本家本元ですから、犬歯が長いとか目が赤いとか伯爵だとかは、ちゃんと描写されてます。そこはまあ、ふぅん…と流したくなってしまうんですが、物語の書き方が面白いんです。
物語の初めは、主人公のジョナサン・ハーカーの日誌で始まります。でも、終始ジョナサンの主観で終わるのではなく、婚約者のミナ、その友人、その友人の求婚者1,2、その友人の本命、と様々な人の日誌や手紙、そして新聞の切り抜きなどを寄せ集めた形でストーリーが進行していきます。
最初はレポートのために読んでいたんですが、純粋に楽しくなってきました。これとトワイライトor屍鬼(by小野不由美さん)の比較でも書いてやろうかと、冗談半分に考えています。
トワイライトとの比較と言えば。(特に1巻で)エドの歯がやたらまぶしく光るのが気になってたんですが、このネタはドラキュラ由来だったんですね!

最近、自分は意外とホラー好きなんじゃないかってことに気付きました。(なんだかんだいって屍鬼とか大好きだし)このうすら寒さがたまらない…!

26.4.10

お誕生日

おめでとうございますゆうりさん!!!!
今年がゆうりさんにとって素晴らしい一年になりますように。


いきなり私信をぶちかましてしまってすみません。
っふふふ、行ってきましたー!上橋先生&平野さんの講演会!

期待以上に楽しかったー!!

いつもとはかなり違うトピックだったので、初めて聞くことばかり。とっても勉強になりました。というかあの数時間、すごい集中力で聴いちゃいましたよ…!(あの集中力を講義に活かせたら…。)

今はちょっと色々たてこんでてまとめられてないのですが、レポート的なものも書こうと思ってます。ゴールデンウィークくらいには…!

とりあえず今はアレとアレとアレの和訳とあのレポートを終わらせなけれb…orz
自分で書いていて焦ってきました。取り組んできます。


22.4.10

え、雪ですって?アンダーランド並みのめちゃくちゃさじゃないですか。

ここのところ、随分気温の変動が激しいですね。数日前には雪も積もりました。


先日紹介したKing Arthurシリーズの2巻、Warrior of the Westが届きました。ってもまだ30ページくらいしか読めてませんが、既に不吉な何かが黒雲のように主人公に覆いかぶさってきているようで…。1巻と同じくらい面白いといいなあ。

Twilightの続編、New MoonとEclipseも読みました。相変わらずあんまり好みじゃありませんが、1巻よりは(断然)好みです。あのテンションに慣れてきたのかも。4巻目のBreaking Dawnもあと少しで読了です。しっかし、すんごい甘口なので、ピリ辛なものが読みたくなります。

Queen's Thiefシリーズ最新刊、A Conspiracy of Kingsは、ペーパーバック待ちです。ハードカバーだといかんせん、持ち運びにくいし高いので。頑張って待ってます。けど、前の巻のペーパーバックは、一年と少し経ってから発売されてるんですよね…。うううう、我慢だ我慢だ!と自分に言い聞かせています。


そろそろうちもお引っ越しです。何をどこに持っていくかでもめています。特にCD・DVDの所有権(←低レベル)。

そして、明日はいよいよ上橋先生&平野さんの講演会!講演会!楽っしみだー!!

14.4.10

その後(DAY 14-20)+おまけ

学校が始まって、途端に忙しくなりました。2年目はきついとうわさに聞いていましたが、どうやら本当っぽいです。既に課題が山積みに…!慣れるまでが大変そうです。(とか言いつつブログを更新…)

前の記事で「あと数日」とか書きましたが、ぶっちゃけ観光は13日目で終わりでした。

その後は、友に会って騒いだり元担任に会って彼の授業に突撃参加したり(ちゃんと許可は受けました)、同窓会的なことをやっていました。いやあ9年って短いようで長いですね!ものすごく変わった人もそんなに変ってない人も、久しぶりに会うと面白いものです。


そうそう、最近、引っ越すためにたまりにたまった写真をスキャン→デジタル化して整理していたんですが、いくつか面白い(かもしれない)写真が出てきたので載せてみます。
←いつだったか、某方が陸続きの「国境」について話されていたので。見たとおり、スコットランドとイングランドの国境です。もちろん、イングランドとスコットランドは国際的には一つの国なので、関所的なものはありません。でも、両地域を混同すると怒られることがあります。


   ↓リアル槍試合。どこでやってたのかは、覚えてないんですが…とりあえず、「流鏑馬の方が迫力ある」とか失礼なことを思っていた覚えはあります。これはこれで、難しいんでしょうね。

整理はまだまだ続けているので、また何か面白そうなものがあったら載せてみようかと思います。

そういえば、ロンドン博物館で古英語聞けた!って喜んでたんですが…ドラマ「魔術師マーリン」でも古英語を聞いてたってことを今更知りました。あのもっともらしい呪文は、でたらめとかラテン語を捩ったものじゃなくて、古英語だったらしいです。も、もっとまじめに聞いときゃよかった(涙。

8.4.10

DAY 12&13

この2日、あまりにも非イベントフルなので、くっつけました。というか、あと数日で観光目的をどんどん離れていくので、ちゃんとした観光をしてる部分だけでレポートを終えようかと思っています。

DAY 12
ナショナルギャラリーに行きました。午後は別の美術館/博物館に行く予定だったんですが…結局、一日中ここで過ごしました。有名な画家の絵画がずらりと並んでいる様子は壮観でした。

ちなみに、各部屋の中央に置いてあるベンチ的なものに座ろうとしたところ、足が床に届きませんでした。ど、どうせ短いですよ…。



















DAY 13
二度目の大英博物館。今回は、ある意味名物の、エジプトコーナー&ミイラコーナーへ。しかし、写真を撮るのはちょっと気がひけました。もちろんバッチバッチ撮ってる人も多かったですけどね、やっぱりミイラを激写する大胆さは私にはありませんでした(オックスフォードのあれは撮ってしまいましたけどね)。

昔、ミイラのコーナーを通るのが怖くて怖くて、目をつぶって親に手を引いてもらって抜けた覚えがあります。確か、あのコーナーを抜けないと、宝石だったか硬貨だったかのコーナーに行けないんです。今回訪れて、怖い思い出がいかに鮮明に残るかを思い知らされました。展示室、大体記憶通りでした…。

日本コーナーにも行きました。専用のパンフも配布していて、結構、充実していました。古代から現代への歴史(あ、でも今思うとあの時期は抜かしてあったような…?)、甲冑、漫画類、美術品、茶室再現。茶室と甲冑は、記念撮影の場として人気でした。
そして、土偶の横に妙なものを発見。「土偶ファミリー」っていう漫画が展示されていました。な、なんだそれ…。日本人も知らない、コア(?)なものがありました。

7.4.10

Day 11

この日は観光的な目的を離れて、ケンブリッジに友に会いに行きました。9年ぶりです。お互いすごく変わってることが予想されます。携帯が使えなかったので本当に会えるかと不安でした。が、おそらく、一人でうろうろしてるアジア人の女なんて他にそうそういないから分かるはず、と高を括ってレッツゴー。(最悪の場合、名前を叫ぶしかないと覚悟していました)

キングスクロス駅発の電車に乗ろうとしたところ、お目当ての電車の来るプラットホームが未定だとのこと。ちなみに決めてた電車は11:15分発、プラットホームがわからなかったのは発車15分前。そんなバナナ…(←と、心の中で絶叫。なにしろ焦ってかつ緊張してますから)。イギリスクオリティを絶賛満喫。

さらに、一つのプラットホームが11aとbに縦に分かれているという面白さ。途中から、行き先の違う電車が止まってるので要注意。ちなみに、ケンブリッジ行きかって乗客のサラリーマン風のおっちゃんに聞いたら、「だといいね」って真顔で返されました。え、という顔をしたら、「冗談だよはっはっは」とのたまいました。…おっちゃん、哀れなアジア人をだまさないでくれえ!本気でドッキリしたじゃないか!(エイプリルフールには、必ず一回は騙される人間です)

←言わずとも、ファンタジー好きなら誰にでもわかるアレです。ブレているのは、焦っていたから。自分が映ってるやつはブレてないんですが…すみません。

結局、何事もなく無事会えて、ケンブリッジを案内してもらいました。しかし、弾丸トークについていくのに必死で、どこに案内してもらったのか覚えていないという…(滝汗。妙にT0EICのリスニングテストがフラッシュバック。しかも、彼の方が日本美術に詳しかった!(←)浮世絵と錦絵の違いについて、センター試験の知識(の墓場)から必死で掘り起こしました。そういう意味では、受験しといて良かったかもしれません。基礎知識は身に付いた…かも。
 







↑友の学寮の中庭から撮った一枚。これ、キャンパス内です。うらやましすぎる。

DAY 10

タワーブリッジ、ロンドン大火記念塔、ロンドン博物館に行きました。ロンドン塔は高いので、外観を激写。タワーブリッジも外観のみを激写。でも大火記念塔はちゃんと登りましたよ!
                                           ↓ロンドン大火記念塔

ロンドン大火記念塔は、聖ポール寺院などイギリスの有名な建物の数々を設計したクリストファー・レンによるもの。高さ約61メートル、独立する石柱としては世界最長だということです。311段上ります。















ちなみに、公式サイトからパノラマカメラからの眺めを楽しむことができます。
↓上からの眺め。タワーブリッジが見えます。






←ロンドン塔「裏切り者の門」。アン・ブーリン、エリザベス王女(後の一世)などが通ったというかの有名な門です。



    
             






 



↓タワーブリッジを見上げた図。普通のタワーブリッジ写真はどこでも見れるので、こういうものの方が面白いかな、と。実は細かいデザインも素敵なんです。





ロンドン博物館には、初めて行ったような気がします。ロンドンの歴史を展示しているところなんですが、「黒死病」「ロンドン大火」「火薬陰謀事件」などの重大事件が大きく取り上げられたコーナーなどもあり、変化があって飽きが来ません(そして、やたらすぷらった系をとりあげたがるイギリス人…再現映像が心臓に悪かった!)
テムズ川から引き揚げた歴史的な品が多いのも、面白かったです。石器時代から現代にいたるまで、様々なものが川に投入され、再発見されてきたようです。

それと、古英語中英語古ノルド語などの、英語の基になった言葉の実際の発音が聞けたので嬉しかった!!講義でよく「古英語は~」「~は中英語の単語○○を語源とする」とか聞くのに、実際どんな言葉だったのかわからなかったんですよー。ようやく、少しイメージが湧いた!

古英語は、全っ然意味が分かりませんでした。発音とか強調の仕方が、ゲール語に似てるような気がします。あくまでも、気がするだけかもしれませんが。古ノルド語は、名前通り北欧っぽかったです。
意外だったのが中英語。大体分かるんです!
←London WallあるいはCity Wallという、ローマ時代の都市ロンディニウムを守るために築かれた壁の残りです。ロンドン博物館のすぐそばにあり、オフィス街に囲まれています。ここからは見えませんが、中の階段に腰掛けて、ビジネスマン風の男性がお昼を食ってました。古代と現代が重なる不思議。



すごく関係が無いんですが…£をポンドと呼び始めたのは誰なんだろう、って不思議じゃありませんか?だって、発音も綴りもpound=パウンドで、似ても似つかないじゃないですか‼綴り重視でローマ字読みしたとしても、「ポウンド」になってしかるべきじゃありません?


そういえば、無事2年生になれてました!やったー!!今年も頑張ります。

6.4.10

感想詰め合わせ

最近、映画やら本やら色々と観たり読んだりしました。べんきょう?な、何それ…美味しいの?
多分、ネタばれは無いと思いますが責任はとれません。

映画:
「不思議の国のアリス」

「ドリアン・グレイ」

「シャーロック・ホームズ」

小説:
Twilight
by Stephenie Meyer

King Arthur, Dragon's Child
by M. K. Hume

長いのでread moreに入れます。

まず、映画「不思議の国のアリス」。3Dで観ました。
日本では17日公開ですが、イギリスではもう既に公開されていたんです。日本より料金安いし、観ちゃいました。でも、ネタバレを口にしてしまいそうなので感想は一言にします。

これぞAlice In Wonderland!!!!!!(よし、ネタバレしてないよね!)

観に行こうか迷ってる方がいたら、ぜひお勧めいたします。マストではないけれど、できれば3Dで。おそらく効果が増します。
17日以降に、まともな感想を書くかもしれません。


もうひとつがDorian Gray。そう、イギリスで買っちゃったんです。
たまたま、友と一緒に観ることになっちゃったんですが、一人で観た方が良かったかもなあと途中で思いました(爆。原作読んでない人には、ただのアレな映画にしか見えないかもしれない…あーる15ですから。「WaYaってこんなのが好きだったんだ…」って微妙な目つきと共に言われましたΣ(・□・;)ち、違う違う違う!誤解を解こうと思って講談社英語文庫を見せたら、あの表紙を見てもっとドン引かれましたorz うん、あれはまずかった。

でも、結構良かったですよ!原作が、題名通り「ドリアン・グレイの肖像」にスポットライトをあてていたのに対して、映画では(またもや題名通り)「ドリアン・グレイ」本人に注目していました。
前半は小説通りでしたが、後半大分変わってきました。ヘンリー卿の娘が…!!そしてドリアンが(小説よりは)いい人に…!?

ただ、ベン・バーンズが主役ってところに違和感を感じました。いや、本人に文句がある訳ではないんです。ないんですが、カスピアン王子と髪型がほとんど変わらない辺りがどうかと…。おかげで、始めの頃はカスピアン王子がワルになった感が消えませんでした。


映画Sherlock Holmesも観ました。ホームズが凶暴でワトソンの存在感が増していました。ば、ばりつが…!あれ、日本の柔術って説が有力だったような気がするんですが、むしろ空手的な印象を受けました(素人目なので全然違うかもしれません)。そして、タワーブリッジがあんなことに使用されて…。ちょうど写真を撮ってきたばかりなので、その写真を見るたびに、「ああ…」と思ってしまいます。


小説の「Twilight」も読みました。…けど、好みじゃありませんでした。
映画が出ちゃって色んな先行イメージが定着してから読んだからかも知れませんが、何だか先が予測でき過ぎるのと、「おいしい」設定が多すぎるのとで。十代のハートに照準を当てすぎてるような感触でした。
でも、某友なんかは「え、まだ読んでないの!!!?すっごく面白いよ!!!エドワードかっこいい!!!!!」と熱弁を振っていたので、単純に私の好みがひねくれてるだけなのかも。ちなみに今のところあのメンバーで一番好きなのはロザリー。非協力的なキャラは貴重です。


次は「King Arthur, Dragon's Child」について。
空港で、小銭を消費しようとしていたときにふと購入した本ですが、やたらツボにはまりました。密林さんで表紙を確認していただけると分かると思いますが、デザインが安っぽくて、いかにも、「私、伝説をいじっただけの、時代考証とか無視したちゃちな本だよ!」と言わんばかりでした。でも、せっかくイギリス行ったんだし、アメリカの小説(Twilightシリーズ購入を考えてました)を買うよりはいいかなあと思って手に取ったら面白かった!!
飛行機搭乗中はほぼずっと、この本を読んでました。

著者は、M. K. Humeという人。
内容は、(題名から予想がつくでしょうが)アーサー王伝説を基にした小説です。シリーズは全3巻、これはそのうちの1巻で、12歳の少年が20代で王になるまでの物語。

アーサー王伝説が今の形になったのは12世紀頃ですが、アーサー王がもし、本当に存在するのならば、もっともっと前の、5世紀~6世紀の間に生きた人であると考えられています。

この小説は、中世風にアレンジされた伝説の方ではなく、伝説の基となった、5世紀に生きたブリトン人の王としてのアーサー王を追っています。
ローマがその権勢を失い、ブリテン島を放棄した後の時代。サクソン人が南東の海岸からじわじわと攻め上がって来る中、ブリテン島を統一した王、ウーサー・ペンドラゴンは死期を迎えようとしています。それと同時に権力争いが始まり、ブリテン島は分裂しようとしていました。ブリテン島を再統一し、サクソン人の侵攻を止めようと試みるのが若きアートレックス(アーサーのローマ風の名?)です。

伝説を可能な限り尊重しながらも、オリジナルの解釈も加えて物語を紡いでいく著者の語りには、アーサー王伝説を読んだことのある人も、そうでない人も魅了する力があると感じました。
ついでに、時代考証もばっちりです。著者は考古学を研究していた人のようですから。

残念ながら、日本語訳はいまのところ出ていないみたいです。でも2009年に発売されたばかりの作品なので、きっとあと少ししたらどこかの出版社が訳本を出してくれるんじゃないかと期待しています。



そうそう、「アバター」は、見逃しましたorz 

5.4.10

DAY 9

午前中はお土産買いに費やしました。
以前住んでいた時はろくなお土産がなくて、今回買いに行くときも、ああ、またあの数少ない選択肢から選ぶのかあ…と思っていたんですが…やはり9年経つと色々変わりますね。

立派なお土産屋さんがウォータールーにあって、イギリス・ロンドン関連のお土産が所狭しと並んでいました。逆に、種類が多すぎて選ぶのが大変なくらい。かさばらないものー壊れにくいものーと念じながら選びました。

前回は住民やってたので自分のお土産を買うなんて考えもしなかったんですが、今回は、ひとつ、いかにもロンドン!!!って感じのものを買おうと決めていました。で、色々迷った挙句決めたのがこれ。

裏にはビッグベン。いかにもなロンドン土産ですが、末永く使ってやります。ぐびぐび飲めるでっかいマグが欲しかったのも事実ですし。








午後はミュージカル「オペラ座の怪人」を観に行きました。

実は前も観たことがあるんですが、数あるミュージカルの中で、これが一番、劇場が生きる作品だと思ったのでもう一度。劇場自体の雰囲気は、日本では絶対に真似できません。客席の方の装飾や天井の石膏細工など、いかにもオペラ座な空気を放っているんです。そして、そこに響き渡る怪人の笑い声…最高だ!!!原作の本場、フランスで観てみたい気もしますけど、ミュージカル自体は英国製ですから。

私がいくら言葉を並べても、あの素晴らしさは再現できません。なので、イギリスへご旅行の際はぜひ、オペラ座の怪人を観に行って体感してくださいませ!

ちなみに、オペラ座の場合は二階の安い席がお勧めです。シャンデリアが目の前で見れるし、怪人は舞台の上を縦横無尽に移動するので、怪人を近くで見れるチャンスもあるし。2階の最前列とか、いいと思います。50pコインを持っていくと双眼鏡も借りれます。

4.4.10

DAY 8

※今まで、記事の文字の大きさが「ラージ」になっていたことに気付き、「ノーマル」にしてみました。結構小さいような気がしますが、これくらいが普通なんでしょうか?


ヴィクトリア駅発の、ローカルなストーンヘンジツアーに乗りました。バス…と言うよりはミニバンみたいな車に乗せられ、三時間ほどで着きました。

ゲートを通るときにオーディオガイドをもらい、それを聞きながら色んな方向からストーンヘンジを眺めました。オーディオガイドはいくつかのセクションに分かれています。その指示にしたがって移動すると、ちょうどガイドの説明に一致する角度からストーンヘンジが見れる訳です。
例えば、2と書いてある標識のところから眺めると、ちょうど夏至の時の太陽の方向を指す石が見れるとか。


ガイドは石にまつわる伝説も紹介してくれたんですが、その一つに、アーサー王関連のものがありました。

サクソン人を撃退した記念碑を建てたいと思ったウーサー王が、マーリンに北の巨人たちのサークルの石を使えと言われ、巨人たちがアフリカから持って来たと言われる石を取りにアイルランドまで行ったが、動かすことができず、業を煮やしたマーリンが自ら動かしたということです。ちなみに、ウーサー王の墓でもあるそうな。

もちろん、ストーンヘンジはアーサー王の時代(存在したなら、という仮定に基づく推定)よりはるか前に建てられたもので、伝説は後付けだと考えられています。が、それでもテンションがぐわっと上がりました。下の写真は、側にいた羊さん。のどかでした。

3.4.10

DAY 7

科学博物館と大英博物館に行きました。大英博物館には前にも行ったことがあったんですが、科学博物館は初めてでした。

なんでわざわざ科学博物館なんかに行ったのかと言いますと、あるものを撮ってくるように頼まれていたからです。でも、行って良かった!

イスラーム世界を紹介する内容の、特別展をやっていたのですが、その展示の工夫が半端なかったです。各所に液晶画面があって、色んなイスラーム世界の歴史的人物の格好(中身はもろ白人なのがアレですが)をした様々な年齢・性別の人たちが手招きしてるんです。液晶画面を見ている人に向かって指を突きつけて頷いて、そうそう、君だよ、こっちこっち!と字幕が付きます。画面の下には受話器があって、それを持ち上げると、画面の人が自分について語りだす訳です。
やたら面白くて、色んな受話器を持ち上げて回りました。そして夢中になるあまり、依頼されたもの以外を撮るのを忘れました…。

大英博物館の方は、ばっちり色々撮りましたよ!
相変わらず、え、これ撮るの?な写真ばかりですが…。

←こちらは中世のじょうろ。水を入れて口を親指で押さえると、表面張力(多分)のおかげで水が漏れないらしいです。少しずつ親指を抜いていくことで、植物に優しく水をかけることができるらしい…。何のネタか?もちろん、カドフェルです(話が通じちゃった人握手してください!)。
↓トリスタンとイゾルデの物語をモチーフにした小箱







大体こんな感じの写真を、延々と撮りました(笑。…そこまでは良かったけれど、日曜には店がやってないか5時に閉まることを忘れていた!(アホだ!)
お昼も飛ばしてたけれど、スーパーで晩飯を買うこともできず、すきっ腹を抱えたまま帰りました。そして日本から非常食として持ってきた春雨スープを食って寝ました(笑。

2.4.10

DAY 6

流石に疲れてきたので、ゆったり過ごす日を入れることにしました。清潔な服もなくなってきましたしね!

朝はランドリーに洗濯に行き、洗濯機&乾燥機の使い方をアテンダントのインド人おっちゃんに教えてもらいました。

洗濯機の方はよかったのですが、乾燥機が曲者でした。50pを入れて動作させるんですが、50pを「勢いよく」入れないと、ちゃんとした場所に落ちず乾燥機が動かないんだそうです。なんちゅうイギリスクオリティ。私はインド人のおっちゃんに注意される間もなくコインを優しく入れてしまい、おっちゃんに入れ直していただきました。

そして、前日に使ったホ○ロンを一緒に洗濯&乾燥させてしまい焦りました。乾燥機の中で、次第にパンパンになっていくホ○ロン。あ、明らかに何か化学反応が起きている…恐ろしかった!!(多分ギリギリで)無事でした。

帰りに寄ったスーパーでは、「テリヤキ ツナ スシロール」って商品を見つけました!見たところ、ツナマヨ入りスシロール(海苔巻とは言わない。海苔が付いてないですからね!)っぽかったです。テリヤキは…日本らしさを強調したいんだろうか。それとも本当に照り焼き味が付いているのか…??マックにはてりやきソースってありましたよね。

そうそう、約9年ぶりにイギリス行って何に驚いたって、「日本食」屋の多さ。ロンドン市内には、Bentoとか、TeriyakiとかSushiって言葉があふれています。多分、飲食店街を歩いたら、数十メートルごとに「日本食」を売っている店があるんじゃないでしょうか。どんなものを売っているのか、試してみたい気もしましたが、割高なのでやめました。特に、「Bento」って言葉はSushiの次に多く見かけたんですが、一体何を売っていたんでしょうね…。ご存知の方がいらっしゃったら教えて下さい!!

あ、なんかまた食い物の話に…!
でもせっかくなんで寿司に関連してもうひとつ、別な話をさせて下さい。不味かった話と美味しかった話。

イギリスでも、伝統的に鰻を食べるってご存知ですか?テムズ川とかで、獲れるらしいですよ!
でも、かば焼きなんて凝った料理はせずに、ただ、ぶつ切りにした(骨なんて食べながら取ればいい!)ものを煮た(ただの水で!)のに塩味を付けてみたり、煮たのにソースをかけて食べたりするようです。他にもいろいろあるかもしれませんが、私が味見させてもらった鰻は、その二種類の方法で調理されていました。

そう、親切な宿のオーナーさんが、鰻を朝食に出して下さったんです(ちなみに、米もいっぺん出していただきました。ワイルドライスっていう、ぱらっぱらの細長いお米です)。

煮ただけの鰻の方は、透明なゼリー状の物体に包まれていて、「…????」と思っていたら、オーナーさんが鰻から出たゼラチンだと教えてくれました。ヴィジュアルも、うわああ…って感じだったんですが、口に入れると、えも言われぬ生臭さとぬるっと感が!冷たい料理なだけに、まるで生の鰻を口に入れたような食感が…。
私的「絶対に食べてはいけないイギリス料理ランキング」のトップに躍り出ました。でも、イギリス国内でも若干マイナーな存在なので、普通に旅行してる分には口にする可能性は0に近いと思いますのでご安心ください。
あ、今調べたら、All Aboutの「美味!究極のロンドン下町B級グルメ」ってのに載ってる「鰻のゼリー寄せ」って名前で載っていました。ぜ、ぜりいがきらきらすずしげ…執筆者さんの努力の痕が見えるような気がします。

次に食ったのが先ほどのB級グルメのページで二番目に紹介されているものに限りなく近いけれどちょっと違うような気がする料理。こちらは写真撮りました!実際の緑部分はもっとフレッシュなミントグリーンで、目にまぶしかったです(笑。

こちらもヴィジュアルが微妙すぎる上に先のゼリー寄せがトラウマになっているので、ううっ死んだ!!と思いつつ、おそるおそる口に入れると…驚くくらい美味しかったです。ちなみにこちらは温めて食べます。やわらかくとろっとした鰻にパセリの香りの利いたマッシュポテトのソースが絡んで、非常に美味でした。まあ、さっきのゼリー寄せのおかげで余計に美味しく感じたのかもしれませんが…。

しかし、こんなB級「グルメ」の特集、誰が組んだんだろう。鰻料理を全種類食べた取材班の皆さま、お疲れ様でした!と言いたくなりました。

1.4.10

DAY 5

写真がぐっと増えます。重くてすみません!

8:00に宿の前(バス停無)でバスを手動(?)で止め、イブシャムへ行きました。イブシャムの駅は、煙突なんかがあって随分古そうでした。どうやら、蒸気機関の頃から使われていたらしいです。

そして、イブシャムの駅からオックスフォードへ。例のハリポタ映画のロケに使われたという、クライスト・チャーチに行ってから、あのボタニックガーデンに行きました。…が、ここでとうとう、ビッグなアアクシデントが発生。なんとなんと、肝心の、あのベンチのところが工事中で閉まっていた!!!!癪に障ったので、入れる限界まで入って、ベンチの方向の写真をバチバチ撮りました。右側の写真の「1」の矢印は小説に出てくるあの小橋、「2」の矢印は、「あの茂みの奥にライラ&ウィルのベンチが!」って意味です(涙。
でも、ぜひともベンチを見たいって方がいらっしゃったら、ボタニックガーデンのホームページからバーチャルツアーで探せば画像が見れますよ!
↓クライストチャーチの、ロケに使われた(かもしれない)廊下



意気消沈しつつ、雨の降る中、エクセターカレッジ/ジョーダンカレッジの外観写真を撮ってからピットリバース博物館に。例の穴のあいた頭蓋骨の写真を撮りました。遺体がずらりと陳列されているコーナーで写真を撮りまくってる日本人っていうのは、我ながらかなり怪しい光景だったと思います。
Exeter/Jordan College
ライラが見て、「私が着て行った毛皮の服と同じだ!」と思ったイヌイットの服らしきコーナー→
ライラが見ていた穴の開けられた頭蓋骨だろうと思われるもの↑


帰りの電車でもアクシデント発生!オーバーブッキングで三人称同じ席に指定されていた!!!もう笑うしかない(笑)。とりあえず周りの人が席を空けて、座らせてくれました。ありがとう!!
さらにパディントン駅からウィンブルドンまでのディストリクトラインが利用中止(復旧の見込みなし)になっていたけれど…何故か止まっているはずの電車がやってきて無事帰れました。

                         

                         
      


私信:
お、おしゃれ記、ですと…!?
いやいやいやいやいや。旅行の実態はおされなどというものとは程遠いですよ!
そんなこと言われたらうろたえてしまって、書かないでおこうと思ってたこともぶちまけちゃいますから!
例えば、一日の食費(朝食含まず)は2ポンド以内に抑えたとか←ほらぶちまけた
そしてシンガポール旅行記、ぜひともやってください!!良ければシングリッシュ紹介なんかもぜひ…!(勝手なリクエスト)
そして、シンガポールフライヤーにはしてやられた!アイには世界一の時に乗りたかったなあ(笑

DAY 4

朝からウォーキングをしようと、フットパスを通り2マイルちょい歩いてブロードウェータワーへ行きました。何でもウィリアム・モリスが利用していたこともあるとかで、モリス部屋が途中の階に設けられていました。周囲には鹿がいて、タワーの土産コーナーにはなんと、鹿のフンチョコが置いてありました!!!な、奈良と一緒だ―!!!(興奮)
アレがチョコに見えるのは、どの国の人でも同じなのかもしれないなあと思いました。
←塔の上から見た景色。小さく鹿が映っています。
←ブロードウェータワー
このタワー、一見古そうに見えますが、実は18世紀と比較的新しいものです。塔が建てられた当時、自分の領地の風景を見栄え良くするために、疑似中世風の建物を作ることが流行ったのだと、解説されていました。けれどこの丘自体は、ローマ時代から狼煙台として使われていたものらしいですよ。

さらに別の方向に歩いて行ったところ、茂みからがさがさという音がしたと思ったら狐を発見。しかし、一瞬すぎて写真は撮れませんでした。
村に戻り、お茶を飲んでスコーンを食いました。クロッテッドクリーム(生クリームのめっちゃ濃厚なやつです)を久しぶりに食った!!美味でした。(あ、また食べ物の話が…!)
←何かが棲んでそうだと思いませんか??