6.4.10

感想詰め合わせ

最近、映画やら本やら色々と観たり読んだりしました。べんきょう?な、何それ…美味しいの?
多分、ネタばれは無いと思いますが責任はとれません。

映画:
「不思議の国のアリス」

「ドリアン・グレイ」

「シャーロック・ホームズ」

小説:
Twilight
by Stephenie Meyer

King Arthur, Dragon's Child
by M. K. Hume

長いのでread moreに入れます。

まず、映画「不思議の国のアリス」。3Dで観ました。
日本では17日公開ですが、イギリスではもう既に公開されていたんです。日本より料金安いし、観ちゃいました。でも、ネタバレを口にしてしまいそうなので感想は一言にします。

これぞAlice In Wonderland!!!!!!(よし、ネタバレしてないよね!)

観に行こうか迷ってる方がいたら、ぜひお勧めいたします。マストではないけれど、できれば3Dで。おそらく効果が増します。
17日以降に、まともな感想を書くかもしれません。


もうひとつがDorian Gray。そう、イギリスで買っちゃったんです。
たまたま、友と一緒に観ることになっちゃったんですが、一人で観た方が良かったかもなあと途中で思いました(爆。原作読んでない人には、ただのアレな映画にしか見えないかもしれない…あーる15ですから。「WaYaってこんなのが好きだったんだ…」って微妙な目つきと共に言われましたΣ(・□・;)ち、違う違う違う!誤解を解こうと思って講談社英語文庫を見せたら、あの表紙を見てもっとドン引かれましたorz うん、あれはまずかった。

でも、結構良かったですよ!原作が、題名通り「ドリアン・グレイの肖像」にスポットライトをあてていたのに対して、映画では(またもや題名通り)「ドリアン・グレイ」本人に注目していました。
前半は小説通りでしたが、後半大分変わってきました。ヘンリー卿の娘が…!!そしてドリアンが(小説よりは)いい人に…!?

ただ、ベン・バーンズが主役ってところに違和感を感じました。いや、本人に文句がある訳ではないんです。ないんですが、カスピアン王子と髪型がほとんど変わらない辺りがどうかと…。おかげで、始めの頃はカスピアン王子がワルになった感が消えませんでした。


映画Sherlock Holmesも観ました。ホームズが凶暴でワトソンの存在感が増していました。ば、ばりつが…!あれ、日本の柔術って説が有力だったような気がするんですが、むしろ空手的な印象を受けました(素人目なので全然違うかもしれません)。そして、タワーブリッジがあんなことに使用されて…。ちょうど写真を撮ってきたばかりなので、その写真を見るたびに、「ああ…」と思ってしまいます。


小説の「Twilight」も読みました。…けど、好みじゃありませんでした。
映画が出ちゃって色んな先行イメージが定着してから読んだからかも知れませんが、何だか先が予測でき過ぎるのと、「おいしい」設定が多すぎるのとで。十代のハートに照準を当てすぎてるような感触でした。
でも、某友なんかは「え、まだ読んでないの!!!?すっごく面白いよ!!!エドワードかっこいい!!!!!」と熱弁を振っていたので、単純に私の好みがひねくれてるだけなのかも。ちなみに今のところあのメンバーで一番好きなのはロザリー。非協力的なキャラは貴重です。


次は「King Arthur, Dragon's Child」について。
空港で、小銭を消費しようとしていたときにふと購入した本ですが、やたらツボにはまりました。密林さんで表紙を確認していただけると分かると思いますが、デザインが安っぽくて、いかにも、「私、伝説をいじっただけの、時代考証とか無視したちゃちな本だよ!」と言わんばかりでした。でも、せっかくイギリス行ったんだし、アメリカの小説(Twilightシリーズ購入を考えてました)を買うよりはいいかなあと思って手に取ったら面白かった!!
飛行機搭乗中はほぼずっと、この本を読んでました。

著者は、M. K. Humeという人。
内容は、(題名から予想がつくでしょうが)アーサー王伝説を基にした小説です。シリーズは全3巻、これはそのうちの1巻で、12歳の少年が20代で王になるまでの物語。

アーサー王伝説が今の形になったのは12世紀頃ですが、アーサー王がもし、本当に存在するのならば、もっともっと前の、5世紀~6世紀の間に生きた人であると考えられています。

この小説は、中世風にアレンジされた伝説の方ではなく、伝説の基となった、5世紀に生きたブリトン人の王としてのアーサー王を追っています。
ローマがその権勢を失い、ブリテン島を放棄した後の時代。サクソン人が南東の海岸からじわじわと攻め上がって来る中、ブリテン島を統一した王、ウーサー・ペンドラゴンは死期を迎えようとしています。それと同時に権力争いが始まり、ブリテン島は分裂しようとしていました。ブリテン島を再統一し、サクソン人の侵攻を止めようと試みるのが若きアートレックス(アーサーのローマ風の名?)です。

伝説を可能な限り尊重しながらも、オリジナルの解釈も加えて物語を紡いでいく著者の語りには、アーサー王伝説を読んだことのある人も、そうでない人も魅了する力があると感じました。
ついでに、時代考証もばっちりです。著者は考古学を研究していた人のようですから。

残念ながら、日本語訳はいまのところ出ていないみたいです。でも2009年に発売されたばかりの作品なので、きっとあと少ししたらどこかの出版社が訳本を出してくれるんじゃないかと期待しています。



そうそう、「アバター」は、見逃しましたorz 

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