29.11.09

翻訳速(?)報+

ドイツ語版「獣の奏者」の王獣編がアマゾンに出ましたよ!!

"Die tonlose Floete"、直訳すると、「抑揚のない笛」。来年の9月に出るみたいです。
 今度は一体、どんな表紙になるんでしょうね!!

フランス語も、探せば見つかるかな。

追記:フランスアマゾンで探したら見つかりました!ってああ、10月15日に既に発刊!!
La charmeuse de bêtes, Tome 2 : Le livre des Ôjû
です。(誰かフランス語できる方、訳してください!!)
 前作とは訳者さんが違いますね!どうしたんだろう…?名前的に日本人系の方のように見えます。

 今回も表紙がアジアン大プッシュ…と、というか、「『東洋』趣味」がヨーロッパで流行った頃にヨーロッパ人画家が浮世絵を見て描いた、モドキ系の絵に見えます。帯の太さ=日本、若干ジャパニーズな感じに結ってある髪=日本、ズボンっぽい物体=中国・ベトナム(?)、といったところでしょうか。まあ、エリンの世界のイメージが「アジア」だからいいんじゃないか、とは思いますけれど。
 昔Eyewitnessという図鑑シリーズの中に、「Japan」っていうのがあって、それを見たら、「サムライ」とか「忍者」とか「町人」とか書いてある絵が載っていて、でも全部着物の構造とかが微妙に間違ってて(ヲイ合わせ逆だろ!袖の形はそんなんじゃないよ(涙)とか)、「グローバル化」が進んでいると言われている今日の世界でも、日本は彼らにとって「ファー・イースト」、東の果ての国でしかないんだなあ、と妙に淋しく思ったのを覚えています。

※LINXにhiraさんの「路地裏の空」を加えさせていただきました!hiraさん、ありがとうございます!


 今まで英語の授業などで勉強してきた詩について。結構、考えさせられて面白いものが多いと思うので、それらの中で特に印象に残ったもの、好きだったものについて語りたいと思います。
 私のポエムチョイスは非常に偏っていると思われます。が、自分の思考を整理するためにも、とりあえず自分チョイスの整理をしておきたいのです。(ほとんどは著作権が切れているので、掲載しても問題ないものは全文掲載します)

まず、

John DonneのThe Flea。「蚤」というタイトルの詩です。きっと、この詩を知ってる方がいらっしゃったら、「ええ、こんなんからリスト始めるのかよ!?」と思うでしょう。でも私は、この詩のウィットが結構好きなんです。最初に読んだとき、「あ、今上手いこと言った!」(笑)と思いました。もしこの人が好きだったら、うっかり丸めこまれそうだなぁ(そして後の祭りになりそうだなあ)と思います。
 自分なりの訳も付けてみました。よろしければご覧ください。

THE FLEA.(1633)
by John Donne

MARK but this flea, and mark in this,
この蚤を見てごらんなさい、そしてこの蚤に見なさい、
How little that which thou deniest me is ;
そなたが私に拒んでいることのちっぽけさを、
It suck'd me first, and now sucks thee,
その蚤は私の血を吸い、今そなたのを吸っている、
And in this flea our two bloods mingled be.
そしてこの蚤の中で私たちの血は混ざり合っている。
Thou know'st that this cannot be said
A sin, nor shame, nor loss of maidenhead ;
そなたもこれが罪や恥ずべきこと、あるいは処女喪失だとすら言えないことは分かっているだろう?

Yet this enjoys before it woo,
  それなのに、この蚤は求婚前に愉しみ、
And pamper'd swells with one blood made of two ;
  二つの血で作られた一つの血で膨れ上がって満足している、
And this, alas ! is more than we would do.
  そして、ああ! それは私たちが行うであろうこと以上のものなのだ。 

O stay, three lives in one flea spare,
ああ、待って、この一匹の蚤の中の三つの命を助けてやってくれ、
Where we almost, yea, more than married are.
そこでは私たちはほとんど結婚したも同然、いや、結婚した以上のものになっているのだから。
This flea is you and I, and this
この蚤はそなたと私、そしてこれは
Our marriage bed, and marriage temple is.
私たちの婚礼の床、そして婚礼の神殿なのだから。
Though parents grudge, and you, we're met,
親たちが嫌がり、そなたが渋っても、私たちは出逢っているのだ、
And cloister'd in these living walls of jet.
そしてこの生きた黒玉の壁の中に落ち着いているのだ。

Though use make you apt to kill me,
  そなたは私を習慣で殺そうとするが、
Let not to that self-murder added be,
  その罪に自殺が加わってはいけない、
And sacrilege, three sins in killing three.
  そして聖なるものを冒涜し、三つの魂を殺して三つの罪を犯してはいけない。

Cruel and sudden, hast thou since
残酷で唐突に、そなたは
Purpled thy nail in blood of innocence?
爪を無実の血で紫に染めてしまったのか?
Wherein could this flea guilty be,
この蚤がどんな罪を犯したと言うのだ、
Except in that drop which it suck'd from thee?
そなたから吸った一滴の血以外?
Yet thou triumph'st, and say'st that thou
だがそなたは勝ち誇り、そして言うのだ、そなたが
Find'st not thyself nor me the weaker now.
そなた自身も、私も、力を失ってなどいないのが分かる、と。
'Tis true ; then learn how false fears be ;
それもそうだ。なら恐れというものがどれほどまやかしであり得るかを知りなさい、
Just so much honour, when thou yield'st to me,
Will waste, as this flea's death took life from thee.
そなたが私にその身を許す時には、それほどの名誉しか
損なわれないのだ、この蚤が盗ったそなたの命ほどしか。

 彼の巧妙さ、私のつたない訳で伝わったでしょうか。というより、何の詩かお分かりになったでしょうか?短くまとめると、女性を口説こうとしている男による詩です。
最初にこの詩を勉強したのは、確か中3だったと思います。先生が朗読した瞬間、男女揃ってるクラスが一斉にしいんとしたのは覚えています(笑)。皆脳内で「え、これでディスカッションとか(男女混合で)するんだ?」と考えていたことでしょう。そのおかげでインパクト絶大、今でも覚えているという訳です。

28.11.09

覚書

 どうも、本日二度目…って、既に日付が変わってますね…。
日中寝すぎたせいか、眼が冴えて仕方がないWaYaです。インフルは、薬がよく効いているせいか、まったくしんどくありません。熱も、ありません。(インフルであることは、間違いありませんが)

読了本:
言わずもがなの「ドリアン・グレイの肖像」
下で語り散らしています。

「夢にも思わない」by宮部みゆき
「今夜は眠れない」の続きです。ちょっぴりぞくっときて、とっても楽しい作品。

これから読んでみる予定の本:
"A Tree Grows in Brooklyn"by Betty Smith
 とっても尊敬している人が「面白い」と言っていたので。私としては、誰かに推薦されない限り絶対手に取らないジャンルのような気がしますが、たまにはそういうものを読んでみるのもいいかも、と。

「月魚」by三浦しをん
面白そう!「蛇衆」の広告と並んでいたので。

"1984"by George Orwell
A Tree Grows in Brooklynをアマゾンで買おうとしたら、一晩のうちに1,500円以下(1471円って…(TT))に値下がりしてしまったため、送料無料化を図り購入を決意。どうせいつか読もうと考えてたので、良い機会だと思って。Newspeakに興味があります。

"Animal Farm" by George Orwell
 "All animals are equal, but some animals are more equal"「全ての動物は平等であるが、ある種の動物はより平等である」というフレーズに惹かれます。高校の時に出会った、尊敬する先生がヨーロッパの植民地主義を説明するときにいつも引用していた言葉です。"All men are equal, but some men are more equal"と。非常に分かりやすいですね!

"For Whom the Bell Tolls" by Ernest Hemmingway
これも、上記の尊敬する先生が授業開始の鐘が鳴るたびに引用していました(笑)"For whom the bell tolls, it tolls for thee"、「誰がために鐘は鳴る、そなたのためだ」と。

"The Grapes of Wrath" by John Steinbeck
いわゆる「必読の名作」として、一度は読んどかなきゃなあ、と。(正直言って特別興味はないですが)

以上!はい、いつも通りジャンルがめちゃくちゃですね!
しかし日本語の方はともかく英語の方は、難易度によりけりですが日本語の場合の1.5倍くらいの時間がかかります(ドリアン・グレイに至っては二倍くらいかかった気が…)。いつになったら読破できるのやら。

語り続き

 インフルと診断された割には平熱なので、レポート書きついでにまた語ります。ネタバレ有、かも知れません。私なりの解釈です。



「ドリアン・グレイの肖像」について。
 この物語には、聖書の原罪のモチーフが含まれている、と私は思います。ヘンリー卿が「蛇」、肖像画が「知恵の木の実」、そしてドリアン自身が「人」。
 物語の当初、ドリアンは20歳代であるにもかかわらず、「純粋な少年」として描かれています。自らの気持ちに忠実で、すぐに機嫌を悪くしたり良くしたりでと、まるで子供のようです。また、容姿に頓着していません。
 しかし肖像画を見たドリアンは、自分の美しさに気付き、あたかも湖のほとりのナルキッサスのように自らの外見に溺れていきます。これは、自らが裸であることに気付いたアダムとエバに対応しているように思えます。そして、それまでは純粋だった彼に快楽主義を教え込むのが、ヘンリー卿。言葉巧みにドリアンを堕落させていきます。創世記で蛇がイブを丸めこんで誘惑したように。その結果、ドリアンの汚れた魂は彼の純粋な体から追放され、肖像画に乗り移ったのだ、ということができると思います。

※「蛇→気付き→追放」だから、順番が違うじゃないかと反論されそうですが、実際にヘンリー卿と初めて出会うのはドリアンが肖像画を見る前です。ただ、深く絡むようになるのはその後なので、こういう書き方をしました。

27.11.09

The Picture of Dorian Gray

 どうもこんにちは、生まれて初めてインフル(not豚)というものにかかったWaYaです。オスカー・ワイルド著の「The Picture of Dorian Gray」読了感想を書きたくて、ベッドの上でパソコンをいじっています。

 まず最初に、私が読んだ本について。使用したのは講談社英語文庫の本です。日本人向けの洋書なので、本の後ろにわかりにくそうな単語が解説されています。難しい単語、フレーズの意味が書いてあるので辞書いらず!めちゃくちゃ楽でした。私がワイルドの難解な文章を読み通すことができたのは、この単語リストのおかげです。
 この講談社英語文庫の評価によれば、この本のレベルはTOEIC550点~だそうですが、大嘘だと思います。TOEICは日常的に使う英語を試すものだから、美麗な文章のドリアンには当てはめられない基準のような気がします。
 英語力向上のために読むのでなければ、サクッと日本語で読んでしまえばよいと思います。訳本の文章などは未確認ですが、2006年に出版された新訳も出ています。

 オスカー・ワイルドについて。「幸福の王子」悲劇「サロメ」(荻原規子さんの「樹上のゆりかご」を読まれた方はご存知かと!)などで有名なアイルランド生まれの作家です。結婚しているのですが、同性愛が原因で投獄され、上流社会に復帰できないまま一生を終えたそうです。


 「ドリアン・グレイの肖像」に興味を持っている方向けに、まずは自分なりの粗筋を。ネタバレ無しですが、私の主観入りです。←追記:この場合の「ネタバレ」とは、エンディングをバラすことを指します。

 主人公は「プリンス・チャーミング」(意訳:素敵な王子様)とまで呼ばれるほどの美貌を持つ貴公子、ドリアン・グレイ。金髪碧眼、ギリシャ彫刻のような均整のとれた顔立ちや大理石(白)のような肌をした20代の男性です。作品中では、ギリシャ神話に登場する美貌の少年アドニスに例えられています。

 物語は、とある画家がドリアン・グレイの肖像を描き上げた場面から始まります。ドリアンの美しさに魅せられた画家は、自らの魂をつぎ込んでその絵を描き、彼に贈るのです。そのすばらしい絵を見たドリアンは突如として、今までは無頓着であった自らの美貌に気付きます。そして永遠に美しいままでいるであろうその肖像画といずれは老いる己を比較し、老いや美を損なう諸々のものへの恐怖を抱くのです。そしてドリアンは祈ります。彼がこの絵のようにいつまでも美しさを保ち、肖像画が彼の醜さの身代わりとなってくれるように、と――。
 不思議なことに彼の願いは成就し、周りが老いて行く中、ドリアン・グレイだけは若く美しい姿のままでした。しかしそれに呼応するように、ドリアンの肖像画は醜く変化していくのです。外見的な美しさの衰えだけでなく、堕落していくドリアンの魂までも反映して――。

 ネタバレなしに語れるのは大体、ここまででしょうか。
次は感想です!ネタバレです!エンディング分かっちゃうとかなり面白さが減少するので、本気で興味をもってる方は読了するまでこれを読まない方がいいと思います!読んでもいいや、と思う方は下のread moreへ。
 もうひとつ。これはあくまでも私的な感想です。キリスト教的なモチーフについても言及しますが、間違っているところ、人により解釈が異なる個所もあるかもしれません。その点に関してはご容赦ください。


 崩壊へと向かうドリアンの魂、その醜さと邪悪さを忠実に反映する肖像画。外見的な美しさと内面的な醜さの対比が、ワイルドの流れるような文章で表現されていきます。
 己の魂の醜さを認めることを嫌い、そのためにかつての友を殺してしまうドリアン。そして彼は、驚くべき変貌を遂げていく肖像画を目にして悩みます。このままで良いのか、魂の美しさを失って良いものか、と。肖像画を再び美しく戻すには、どうすればよいのか、と。
 そしてとうとう物語の後半、彼は改心することを決断します。素行を改め、肖像画と出会う前の純粋な心に戻ろう、そうすれば、肖像画ももとの美しさを取り戻すに違いない。
 こう考えたドリアンは、手を出そうとしていた農家の娘に別れを告げます。そして数々の「善行」と思われることを行った後、ドリアンは再び肖像画と対面します。しかし彼の期待に反して、肖像画は以前よりも醜くおどろおどろしく変化しているのです。
 この変化の原因は、ドリアンが改心しようとした理由にあると、私は考えています。自らの魂を美しくしようという動機は、ただのエゴ。今まで自分が陥れた人々、殺してしまった友人に対して申し訳なく思う心から生まれたものではないのです。事実ドリアンは、死ぬその瞬間まで、自らの行った殺人を悔いることはありません。それどころか、自分は彼に辛い思いをさせられたのだから当然だ、とその行為を正当化してしまいます。彼の積んできた「善行」は、したがってただの自己満足の域を超えることはなく、肖像画の醜さは増すことはあっても減少することはあり得ないのです。おそらく、心の底から自らの過去を反省し、悔い改めることを誓ったなら、少しは違ったのでしょうが…。
 自分の「努力」に反していよいよ醜く変化する肖像画を前にして、ドリアンは悩み、焦ります。自分は何と醜い生き物になってしまったのか、と。そしてとうとう、彼は肖像画を滅ぼしてしまおうとナイフを手に取ります。肖像画に過去の悪行が反映されているのなら、このナイフで肖像画の自分を殺せばその過去を立ち切れるのではないか。まっさら人生を歩みたい、その一心でドリアンはナイフを肖像画に突き立てます。
 ナイフで絵を突いたその瞬間、ドリアンの家の使用人たちは世にも恐ろしい叫び声を聞くのでした。様子を窺いに行った使用人は、皺だらけでおぞましい様子の老人が倒れているのを目にします。それが嵌めていた指輪を確認して初めて、使用人たちは老人がかつての貴公子、ドリアン・グレイだと分かるのです。
 作中でドリアンの命を狙う者があらわれるものの、結局ドリアンを殺すのはドリアン自身。このことは、悪は自ら滅びるもの、というメッセージのようにも思えます。
 また、キリスト教には「肉体は一時の器であるが、魂は永遠である」という概念がありますが、ドリアンは外見にこだわるあまり、魂をおろそかにしてしまいます。本当に大切なものを見失ってしまったドリアン。その有限のものへの執着心が、「永遠」である魂をより醜くしていったともとれるのではないでしょうか。

他にも語りたいモチーフは様々にあるのですが、とりあえずはここで終了させたいと思います。ここまでお付き合いくださった方、ありがとうございました!!

26.11.09

時間はなけりゃ作るもんだい!(犠牲はやむなし)

 時間がないと言ってぼやきつつ、ドリアン・グレイを読了しました。
明日小テスト&発表ですが、気にしません。これから勉強すれば間に合うんじゃないかな!

 いやあ面白かった!!!!!
半分くらいまでは結構きつかったけれど、半分越したあたりからぐっと面白くなりました。感想も書きたいですが、今は流石に時間がないのでまた後日。

 そして衝撃の事実が判明。
今年イギリスとアメリカで公開された「ドリアン・グレイ」(ナルニアのベン・バーンズ主演!!!)が、日本では公開される予定もDVD化される気配もないことを発見しました(TT) どどどどうしよう、すっごい観たいんですけど…!

17.11.09

アウフ・ヴィーダーゼン(サヨウナラ!)

 どうも、今日も元気に5限目をサボって友達のライブを観に行ったWaYaです。楽しかった!最近ピンチなドイツ語よりも、8年来の友達の方が重要だと判断した私は偉かった!

 ドリアン・グレイ、いいところまで来ました。この作品、半分以上読むとやたら面白くなってきますね。個人的に好きだったキャラに死亡フラグが立ったと思ったら(いつもは外れる私の予想に反して)本当に亡くなってしまって悲しくなりました。こういうときに予想が当たるとは…orz

 「今夜は眠れない」を紹介してくれた友達が本格的にマチトムにハマりました。はやみねさんの面白さと自分の中に眠る少年の心を再発見したようです。

 オトメン、さりげなく読んでますが、気づいたら9巻が出ていた模様。…刊行ペース早くないですか??(調べたら9月刊行でした。気付くの遅いよ自分!)まあ、これは古本屋に出るまで気長に待ちますけど。

 そして、大学生生活がやたら忙しくなってきたので、しばらく潜ります。まあこの時期何があるか想像はつきますよね^^ それに加えてレポートが3つほど&テストが…ははは(乾いた笑い)。

 あと、いいかげんマーリン感想を「その他」にぶち込むのをやめて、「ドラマ」項目を作ろうかと思います。「その他」がやたら多いって、個人的に好きじゃないんです。

 それではまた!

15.11.09

読書の秋

注:さりげなくネタばれてます。

最近、すごい勢いで勉強しないで読書してるような気が…。

只今読書中のもの(進行度準):

The Picture of Dorian Gray (1年ほど前に友人が勧めてくれた本。正直カタそうで後じさりしていましたが、安い原書を見つけたのでチャレンジ☆ 読んだ人なら分かるアレな匂いがぷんぷんですが、結構面白い!)

蛇衆 (名前が闘蛇衆っぽくて広告で見たときから惹かれてましたが、茜さんが言及してらしてるのを見て本格的に読む気になりました)

最近読了:

今夜は眠れない (はやみねかおるのマチトムに似てると友人が主張したので。対象年齢が違うけど、確かに似ている!)

神秘の島 (ベルヌの作品。海底二万里の姉妹編。孤島でサバイバルなお話。ネモ船長の出自が明らかに…!(インドの王子だったとはっ!)グラント船長の子供たちの話もあるのだそうな。読みたい!)




ギャグ漫画日和 (今夜は眠れないと同じ友人が勧めてくれたのですが…正直、ノリについていけない…(汗)


 そういえば、今月は都会のトム&ソーヤ7が出るみたいですね。「怪人は夢に舞う」の副題、江戸川乱歩な匂いがしてわくわくします。マチトムは、あのパロディ具合がとっても好きです。映画&ミステリー好きにはたまらない。大脱走とか(笑。私はRPGはもちろん、ゲームの類にはほとんど触れたことがなくてよく分からないんですが、それでも楽しい。
 いよいよ究極のゲーム作りに取り掛かるみたいですが、「理論編」ってぇことは実践編が続くってことでしょうか。関係ないですが、マチトムのゲームを実際に作ってくれたら、Wiiでもプレステでも何でも買ってしまうような気がします。

 そして次の月には、荒川弘の鋼の錬金術師24&百姓貴族1が!百姓貴族、高いけど買うぞ!!

3.11.09

マーリン5話

 相変わらずな唐突ストーリーでした。

 一番最初のシーンで脈絡もなくグリフィンに襲われるマーリン。それを助けに都合よく駆けつける謎の男(ランスロット)。ここでマーリンを助けてグリフィンをスパッと切り倒す…と思いきや、パキっと折れる剣…。

 「騎士になりたくてキャメロットへやってきたんだ」という一庶民なランスロット、マーリンの助けを得てあっという間にお約束通りグウィネヴィアのハートをマーリンから奪い、騎士に任じられ…解任されます。理由は、貴族じゃないのにマーリンが誤魔化そうとしたから。

 しかしめげずにアーサーのグリフィン退治を手伝いに駆けつけ、ちょうどアーサーの一行が全滅したところでグリフィンを殺します(withマーリンの魔法)。

 ランスロットを気に入ったアーサー、ウーサー王を説得しようとしますが(壮絶な親子喧嘩らしきものを垣間見せつつ)、ランスロットは「また相見える日まで!さらば!」という感じに颯爽と駆け去っていきました。

 要するに、今回はアーサー王伝説の複線作りでした。

 出自微妙に不明のランスロットがどうやって円卓仲間に入れたのか、なぜグウィネヴィアといい感じの関係になったのか、の説明。

 脚本家の妄想というか想像というかが爆発していました。