12.9.11

1日目~2日目

予告通り、アイスランドの方の旅行レポート始めます。長いので分割で。

1日目:
 JFK空港のアイスランド航空ロビーは、明らかにヨーロッパ人で一杯。というかアジア人は私だけである。激しく懐かしいアウェー感が早くも復活。23:45頃にケプラヴィーク空港に到着、タクシーで宿に向かう。相部屋なので中で電気を付ける訳にもいかず、暗闇の中シーツやらリネン類をセットし、睡眠。

2日目:

 留学用の荷物を宿に預け(2500kr)、レイキャビーク行きのバス停を目指すもどの方向かわからず、迷ってるうちに一本逃す。9:15発の次は11:30。仕方なく宿に戻り、他の客と今度は一団になってバス停を探す。これから数カ月レンタカーでアイスランドを周るというユダヤ人カップルと、カナダ人の女の子と。ユダヤ人の男性の方、私の荷物を途中持ってくれた。紳士!カナダ人は山用リュックと手提げかばん一杯にビール・ウィスキー及びアイスランドの酒などの酒類を持っていた。リュックは15キロあるそうだ。


 外は晴れ。今まで一カ月もいたニューヨークと比べると、空が果てしなく低く思える。おそらく、高層ビルなどの高度を比較できるものが無いからだと思う。そして、だだっ広く山が無い。遠くに少し見えるだけ。空の面積が広いためか、一度に実に様々な種類の雲が見える。 バス停らしきところで待っていると、後ろにあったドライブスルー式の売店のおっさんが顔を出し、バスが遅れることを教えてくれた。


レイキャビークに着くと、早速現在地がわからない。近くのアイスランド人らしき人に聞くと、親切に教えてくれた。そのまま荷物を引きずり、今日の宿を目指す。通り名が複雑で覚えきれず途中でまた迷ったが、地図とにらめっこしていたところ、車に乗ったおじいさんが手招きする。これまた親切に、道を教えてくれ、無事辿りついた。すると、この宿では荷物預かりはタダだと発見。畜生と思ったが後の祭り。


 既に午後1時を回っていたので、Settlement Exhibitionを訪れた。最古のバイキングの家を保存してあるというだけの施設なのだが、展示がハイテクで驚いた。まず、壁に360度張り巡らされたアイスランドの風景に、ところどころ四角く区切られた場所があり、近寄ると、当時の生活音の再現と、当時の装束を着た人々がその暮らしを再現する映像が流れる。それが、再現映像そのままではなく、登場人物を白くぼんやりとぼかしているところが、何だか「土地の記憶」という雰囲気を醸していてとても素敵だ。その他にも、タッチパネルで説明を見ることができたりなど、私の語彙では説明し尽くせないほどのハイテク展示の山に遭遇した。また、遺跡自体の真ん中の炉の部分にも、ある角度から見ると本当に火が灯っているように見える仕掛けが施してあり、素敵だった。中世とハイテクのコンビネーションが絶妙な展示だった。

 見終わったあとで、うっかり昨晩からずっと食事をしていないことに気付く。そろそろ限界を感じ、宿に帰るとカナダ人の女の子に出会う。運良くベジタリアンだったので、アレルギー持ちの私にも優しい、ベジタリアンレストランを知っていた。喋りながらレストランへ連れて行ってもらう。レストランに置いてあった水は三種類。レモンのスライス入り、オレンジとレモンのスライス入り、リンゴのぶつ切り入り。正直味は特に変わらない。ホステルのシャワーは、聞いていた通り硫黄のにおいがするお湯を出した。

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