5.7.10

乙嫁語り2感想+α

読みました。相変わらず絵が美しい…!

スミスさんの下りを読んでいて、うちの学校の先生の一人の体験談を思い出しました。
場所は違いますが、それこそアミルたちみたいに、遊牧をして暮らしている人たちのところにお世話になったことがあるとおっしゃっていました。

羊を殺す時には、血を無駄にしないために腹を裂いてから中に手を突っ込んで心臓に繋がってる動脈を切り、体のなかで出血させるとか(グロくてすみません)

チーズ的な食べ物が(食べさせてもらったもののなかでは比較的)好きだと言ったら、ゴミ袋大の袋に一杯もらってしまった(そして数年たった今まだ残っているという…)話とか

見ている世界がまるで違っていることとか

無文字言語は、文法も実は結構不安定だ、とか(アミルたちは文字あるみたいですが…)

そして、そういう人たちとは大抵、一度別れたら二度と会えないことがざらにある、ということとか。
スミスさんは、アミルたちとまた会えるんでしょうか。

読みながら、リアルと重ね合わせて考えてしまいました。


そうそう、趣味と実益を兼ねて、「図説英語史入門」という本を買ってしまいました。学校の生協で買うと本が10%引きになるから、ついつい色んなものに手が伸びてしまいます。

それほどいるとは思いませんが、古英語中英語現代英語のしくみの変遷を知りたい、という方には最適かと思います。本当に「英語の歴史」だけを知りたい方には、寺澤盾著の「英語の歴史」をお勧めします。新書で買いやすいし。

内容は、ぶっちゃけ、図がそれほど多い訳ではありません(え)。むしろ、文の方が圧倒的に多いです。でも、文法は簡単な説明&表でわかりやすいし、必要な地図なんかも分かりやすいのが載ってるので最高です。古英語中英語現代英語、それぞれの代表的な文学作品から少しずつ抜粋して、word to wordで訳と解説もしてくれます。「tea time」というミニコラムで、日本語の古語文法や発音の話なんかの雑学的なことを教えてくれるのも楽しい。

と、宣伝してみました(笑。決してポピュラーなジャンルではないので、こうやってアピールしてれば仲間が増えてくれないかなと密かに期待している訳です。興味ある方お友達になってください…!

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