14.12.10

ウィングス秋号

頭の中が金星特急です。
吸引力がありすぎるよ、あの本。

そして、…買ってしまいました、連載されてる雑誌の方…誘惑に負けて無駄遣い…。でも後悔はしてないんだ、面白かったから!

以下、ネタバレ含む感想です。









錆丸のピアスに時間が表示されないのは、やっぱりタイムリミットが彼だけ無いからだったんですね。特権?

シャッターが下りたままだと言う、錆丸両親の理髪店。これだけ言及があるからには、何か理由があって失踪してるんでしょうか。まさか、マリアたちと同じところにいる…ってことは…ない、でしょうね多分。

そして、ユースタスが今回は本当に可哀想。錆丸が死んだと思いこんで、さらに襲われそうになって、砂鉄に助けを求めることも心に浮かんでるのに、(前のあれがあったがために)自分で闘わなきゃって思いこんで。最後に錆丸が生きてることを教えてもらえて、どれほど心が楽になったことか。でも、これで砂鉄との距離がまた開いたなあ。ま、今のところ、錆丸>雷鳥>砂鉄、くらいの優先順位みたいだけれど(笑。月長石が最低すぎて、砂鉄が耳獲ってきたとき、よくやった!と思ってしまった。もう私は二度とムーンストーンを同じ目で見れないよ…。

砂鉄も今回は可哀想。錆丸は結局見つからないわ(=ウェルからはぐれてしまったわ)、ユースタスには近寄るなとか言われて信用をすっかり失ってしまったのを実感するわ。そんな彼女のために氷砂糖と護身ワイヤーを置いてく砂鉄がなんだか哀れ。気まずいからか「坊ちゃん」って呼び続けたり、心配してるのにろくに言葉をかけられなかったりする不器用さ。そして最後に、彼女の瞳を反芻してて毒をまんまと盛られるなんて(笑。アルベルト殿下が医療の知識あるから、何とかなりそうなもんだけれど。何とかなるんだろうけれど…回復したときには殿下に頭が上がらなくなるんじゃ?

しかしあのタバコ(七狼星)、迷惑にはなっても役には立ってないんだけれど、この先何かあるんだろうか。

二人ともお互いの瞳が気になっているようで、お互い様感が激しい。青と黒、ね。

殿下はユースタスについての情報を色々持っているようだけれども、次号でそれは明らかにされるんだろか。すっごい気になる…!砂鉄も気になってるようだし。

錆丸は錆丸で、黒曜との絡みが色々複雑に。ていうかあのおっちゃん何がしたいの?錆丸を助けたかと思えば、月氏抜けて錆丸追う立場になるとは…。まさか、いざという時にまた錆丸を助けるため?反対勢力に属すことで砂鉄に殺されようとしてる?謎多き行動です。でも、死亡フラグは初登場時から立ってるような気がしてなりません。でも多分、殺すのは(闘うはありとしても)砂鉄でも無名でもなさそう。

錆丸が無事だったのは、(主人公特権として当たり前だけれども)本当にほっとした。マニュアル車が運転できなかった彼ににやり。同時に彼の居ない金星特急は雰囲気が変わってしまって寂しい。三月・夏草・錆丸のセットもなかなか好きだけれど、やっぱりユースタス・砂鉄・錆丸のセットの方が好きだなぁ。というか、ユースタスのために(そして間接的には砂鉄のために)早く戻ってこれるといいな!彼の謎も、どう展開されていくのか興味津津。囲まれた、というところで終わったから、すぐに乗車はできなさそうではあるけれど。

「ラノベ」というラベルがつくジャンルの作品に、ここまで嵌ったのは十二国記以来かも。これからの展開が本当楽しみ!!

しかし、やっぱり私は世界観がしっかりしてるものが好きなんだな、と実感。守り人然り、十二国記然り、金星特急然り。


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