30.7.09

ふふっ

 ふっふふふ…買ってしまいました。全試験終了のお祝いと称して(まだレポート2本残ってるのにね!)。
 大学生協には(当然のごとく…)無かったのですが、書店で友達を待ってる間に、ふと目にとまり…つい(苦笑

 感想第一声としては、「毒混じりの食品もレシピ化するんですかい!??」
↑まさかのダークホースな気分でした。まさかアレとアレが出るとは。毒さえ入ってなければまともなので、レシピ化されるのは当然と言っちゃあ当然でしょうか。

ここから長くなりそうかつネタばれ入りなので、read moreに入れておきます。

 レシピ自体は、正直に感想を言いますと「こんなもんなんでしょうか」。や、チーム北海道の皆さんはすごいと思っていますよ!私には絶対あんなレシピは考え付きませんし、さすがプロ!なところが沢山ありました。
 ただ、材料がこちらの世界に存在するものしかないところに限界が←すみません当たり前ですね。上橋先生も述べておられるように、あくまでも、「ここにある材料で再現した料理集」、でした。

 おもしろかったのは、上橋先生がそれぞれのレシピに寄せられている短いエッセイのようなもの。どのようにしてあの食べ物を思いついたのか、何を狙ってこういう材料にしたのか、など、「守り人」「旅人」「獣」「狐笛」のそれぞれの食事について語っておられます。それぞれの国の環境や人々の暮らしなどについて述べられているので、それぞれの世界がより立体的に見えてくるように思いました。

 それにしても、梅が枝餅と梅が枝屋敷に関連があったとは(笑。前から、関連あるのかなぁ、無いんだろうなぁと思っていたのですが(本日二度目の)まさかの展開でした。

 一番自分想像バージョンと違っていたのが、ロッソの作り方。私は何となく山岳地帯+イモ=アンデス山脈+ジャガイモなイメージだったんですが、まさか里芋で来るとは。新鮮な感じがしました。
 実は私、偶然似たような料理を知っています。「あな吉さんのゆるベジ異国風ごはん」というレシピ本に出てくる「ペルー風マッシュコロッケ」です。こちらもほとんど「バルサの食卓」の「ロッソ」と同じような作り方ですが、ポテトを使うところと、クミンパウダーを入れるところが少し違っています。

 完全に満足することはできないけれど、十分読み応えがあって、買ったことを後悔しないような内容だと思います。 

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