18.9.10

超雑談です

注:くだらないことを語って、現実(レポート)から逃避しています。


世界にある食べ物のうち、何かひとつだけなら何でも手に入る…。そう言われたら私が選択するであろうものは、「甘草の根」。日本では悪名高いリコリスの、もとになるものです。

以前、(もうどの国だったかすら不明ですが、多分イギリスかフランスの)田舎をドライブしていたとき、果物などの販売所を見つけた父が路肩に車を停めまして、果物類(種類すら完全に忘れました)を大量に買ってきたのですね。
そこで車の中に数時間閉じ込められて不機嫌になっていた私に、「はい」と渡してきたのが、茶色い小枝の束。小枝と言っても、某お菓子よりも太くって、長さは各15センチくらいのが10本くらい束になったもの。見た感じ普通に枝。ガチで枝。間違っても食べ物には見えません。

…薪?これでおままごとでもして遊べと?と戸惑っていた私に、「噛むと甘いんだって」と。
まあ、桜の枝だって噛むとほんのり良い香りがするし(←)、と思って挑戦してみたんですが、確かにほんのーりと甘かったです。なんとなーく、ですが。(しかしこれを甘いと認識して、かつファッジをもりもり食えるヨーロッパ人、恐るべし)
枝を齧ると言う行為への珍しさも手伝って、結構気に入ったので、帰宅後方々探してもらったんですが、結局二度と見つかりませんでした。で、そのまま日本へ帰国…。私の中で「幻の味」ナンバー1の座を占め続けております。

ちなみにナンバー2は…ネトル入りスープです。ネトルって、触ると微細なとげがしつこく手などに刺さってめちゃめちゃ痛い雑草です(軍手してても油断すると刺さります)。でも、意外と栄養があるらしく、スープに入れる人もいるのです。熱すると、棘もやわらかくなります。雑草ですから、イギリスだったらものすごく安上がりなスープの具なんですが、雑草なだけに日本では手に入る訳もなく。初めて調理されるのを見た時は、某友人のお母さんが裏庭でばばっと適当にちぎってきて、洗いもせずにそのまま鍋に放りこんでいました。

ナンバー3は、イギリスの公園(コモンという、昔共同の放牧地だった場所。基本的に遊具はゼロ。草と木しかない。)にわんさか生えていたブラックベリー。あ、雑草です、一応。秋にものすごくたくさん黒い実がなるのです。この時期に公園に行くと、ちょっと遊んで小腹がすくとベリーを摘んで口に入れ、また遊ぶ…という贅沢なことができるのです。これは日本にも一応あるのですが、栽培種なので格段に甘く、さらに格段に高い(公園のはタダですから)ので、悔しくて手が出ません。

と、振り返ってみると1~3、全部別に超美味いという訳でもないものばかり。要するに、無い物ねだりってことなんでしょうね。


ところで…ネットを漂っていたとき、端っこの広告に目が釘付けになりました。
とあるハーレクイン系の漫画の宣伝。プリンスの選択
その粗筋の文句が…
(抜粋)「…彼の正体はプリンス・ラウル。…。「お願いリー、プリンス・ラウルを誘惑して!」」

思わず吹きました。ラウルって名前のキャラクターはたまにならいますし(大体ファンシーなキャラばかりですが)、プリンスもいるでしょう。しかしこの二つが組み合わさるとなると…(笑。

以上!

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