16.1.11

つぼにはまった

Diana Wynne Jones
Greenwillow Books
発売日:2001-08-07



こちらも読んでしまいました。絶賛不勉強中!
Howl's Moving Castleの続編です。
このレベルの児童書だと、語彙の勉強になるという言い訳すら聞かないですね(^^;)しかし、絶対に日常生活では使わない語彙だけは身に付くという…。
あ、ここからネタばれます。



さて、こちらの物語はアラビアン・ナイトベース。アラビアン・ナイトのお決まり要素が続々出演。魔法の絨毯、ジン、ジーニー、お姫様、王子様、盗賊。でも、ソフィーとハウルと息子くんとカルシファーとジャスティン王子が、さりげなーく活躍しています。全員、元の形を失ってるので、最後の最後まで分からないわけですが(笑。

しかし、ハウルがカタカタ震えてるのが可愛いし、ソフィーがでかくなるのも素敵だし、カルシファーがおだてるとすごい力を発揮するのも、ジャスティン王子の柄が悪いのも、楽しいものですね。

そして、ハウルによってソフィーが猫に変えられてる間に、息子が生まれるとは、すごい展開。しかも、「モーガン」っていかにも過ぎる名前(笑。強力な魔法使いになることが予想されます。

それにしても、DWJの「続編」って、何だか同人誌じみた雰囲気と言うか、二次創作的な雰囲気がありますね。キャラクターで遊んでるからでしょかうか。


さらに調べていたら、次の「続編」も、一昨年発行されていた…!こちらです。
なんと、邦訳は出ておりません!何で…1巻ジブリになったのに…きっとみんな読むから!(しかし自分自身、日本語訳が読みにくいと感じたのもまた事実…でも、あれがベストな訳ではあるんじゃないかとは思う。ダンの詩の訳には若干違和感があるにせよ)
Diana Wynne Jones
Greenwillow Books
発売日:2009-06-01

こちらもまた、主人公が別でハウル御一行様は「ゲスト出演」(公式サイトにそう書いてあるんです!)
イギリス版とアメリカ版が(当然)あるんですが、ハリ○タのように変えられていると嫌なのでイギリス版(らしきもの。ポンドの価格しか書いてないので)を注文したら、届くのにえらく時間がかかっています。
 そうそう、ハリ○タのアメリカ版って、タイトルとスペリングだけ違うのかと思いきや、実は内容まで変更されているらしいです。アメリカの事情に合わせて、どのキャラクターがどの人種か、はっきり分かるように書きかえられているのだそうです。私は読んだことがないので、未確認なのですが…。興味深い変更ですね。入れ込んでる人には、受け入れがたいかもしれませんけれど。

ちなみに、これらの本は太っ腹な出版社ハーパーコリンズ様のbrowse insideというサイトで、何章目かまで読むことができます。本の雰囲気(と難易度)がつかめる程度の量を読めるって、ありがたいです。1ページや2ページじゃ、分かりませんもの。

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