27.6.11

乙嫁3

読みました。


この巻は、一番好きな回かもしれない。
もともと、何と言うか、「リアリティ」には欠ける作風だと感じていたので、「中央アジアをモチーフにしたファンタジー」という位置づけで読み続けていた漫画でしたが、今回は、ちょっと違うかもと思いました。
あ、ファンタジー云々というのは、要するに(当たり前のことですが)日本人目線の物語だな、ということで、けなそうとしている訳では全くありません(むしろファンタジーは大好物)。
スミスさんのエピソード、考え方の根本からの違い、それゆえに起こり得るすれ違いが、綺麗に丁寧に描かれていました。思わず、「酷い」と思ってしまったのは、現代人ならではの感情で、もし明治に生きた人に読んでもらったならば全く違う感想を持つ可能性もあるのかな。こういう場面を漫画で描ける人がいることは、凄いことだと思う。

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