20.12.09

うっ

 冬休み到来!と同時にバイト終了(TT)。予定より早く終わってしまいました。そして同時にレポート書き大会に突入。
 特に意味もなく、ブログデザインを変えてみました。

 1984ネタ。
 作中に何度も出てくる、マザーグースの「オレンジとレモン」が頭をぐるぐるしています。というわけで、何となく色々考えてみようかと思います。
 この歌、むかーし向こうの小学校で遊んだ記憶があります。さりげなく終わりが怖いな、と当時からぼんやり思っていた歌です。

Oranges and lemons,
Say the bells of St. Clement's
オレンジとレモン、と聖クレメントの鐘が言う、

You owe me five farthings,
Say the bells of St. Martin's
お前は私に5ファージング借りがある、と聖マーティンの鐘は言う。

When will you pay me?
Say the bells of Old Bailey.
いつ返してくれるんだ?と、古いベイリーの鐘が言う。

When I grow rich,
Say the bells of Shoreditch.
私が金持ちになったとき、とショーディッチの鐘は言う。

When will that be?
Say the bells of Stepney
それはいつになるんだ?と、ステフニーの鐘が言う。

I do not know,
Says the great bell of Bow
私は知らない、とボウの大きな鐘が言う。

Here comes a candle to light you to bed
And here comes a chopper to chop off your head!
ここにあなたを寝床へ導くろうそくが来た、
そしてここにあなたの頭を切りに、首切り人が来た!

 遊びとしては、二人がつないだ両手を挙げてアーチを作り、歌を歌っている間に他の人がそれをくぐって、歌の最後に両手を下げたときに捕まった人が負け、というものです。要するに、びりっけつが首切られる、と。かごめかごめと非常に近いものを感じます。ネットでは、「ボウの鐘というのは処刑を知らせる鐘であり、当時は斬首が一般的であった」という説明が流れていますが、本当かどうかは分かりません。
 
 1984に載っているバージョンを読んで何となく違和感を感じていたんですが、ネットで歌詞を調べて分かりました。上に載せたバージョンでは、そして私の覚えてるバージョンでは、five farthingsだったのに、1984では何故か、threeになっているんです。ネットに流れてるのはfive版しかないようだけれど、これはオーウェルが意図的に変えたんだろうか。
 作品中に繰り返し出てくるだけに、色々勘繰りたくなります。「3」と言えばビッグ・ブラザーのスローガンも三つだな、とか。今のところ(まだ半分ちょいです)、はっきりしたことは分からないですけれど…。

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